2018-05-11

万字 二見沢炭鉱

相生沢と万字の本坑から1日おいて、相生沢の記事地図中に図示した二見沢をやっておかないと気になって仕方ないという感じで、再び現地に向かいました。

道道脇に自転車を止め、斜面を降下していきます。元々から道道のラインに古道があったわけではないので、道道から降りる廃道はありませんが、この辺は藪が薄いので降下は楽です。

降りるとまず目を引くのは、このそこそこの広さの平場。ログにはありませんが(衛星をロストして行きの行程が記録されてない)、平場の周囲をぐるっと回って接続する廃道や遺構の有無をチェックしました。建物の土台などの遺構は皆無。

残された人工物はこれくらいでした。


そしてそこから一直線に降りていく太い廃道が。傾斜がそこそこあり、自動車用に設計された道ではないですね。

ほぼ正面に万字温泉跡の建物が見えてきますが、川に寸断され、対岸に道の続きが。

この川にぶつかった所から斜め右45度後方へと川沿いに廃道が分かれています。下の写真の左手が川で、右の斜面を登ると降りてきた直線廃道です。

その川沿いの廃道は流れに削られたのか狭くなっていき、幅が無くなる所で対岸に渡ります。 下の写真で分かるように、対岸ではすぐに藪が濃くなります。

この対岸廃道を50mくらいか進むと、斜面に当たって藪も深まって廃道のラインが読めない。その地点の数m四方に3つの遺物が。太さ3cmくらいのワイヤーは索道のものでしょう。 写真では現像時に加工したので鮮明ですが、現地では深藪と木陰で暗くて分かりにくく、周辺に遺構が無いか探索するのは難しいです。



進むとすれば。この地点に降りてくる水流のほとんど無い傾斜45度くらいの沢谷。上の3つの遺物は増水時に上から流されてきたのではないかと。この谷を上がるとその脇に徒歩道のラインも所々あった。沢谷は激藪に覆われていて、水路部分がトンネルのように少し空間があるので、そこを狙ってかき分け広げながら登っていく。

そして、やっと登り切った。

と、その瞬間。
私の手が素早くポケットの音ピストルを取り出し、2発発射。このわずか数m先の藪に潜んでいたクマが藪を動かしながら後退するが、すぐに止まる。さらに2発撃つとまた後退するが、70mほどの距離で止まったままで、決定的に退散することはない。

しかもだ。後退時に熊は、左右に体を振るように回避運動をしていた。コイツは銃とハンターを知っている。間合いの取り方も。だから大きく退散はせずに機会をうかがっている。 手ごわい。

この日は刀は持っていたが、ロケット花火はいらないだろうと持ってこなかった。例えあったとしても、長く関わっちゃいけないヤツだ。撃ちまくっても有効打が無いと学習されてしまう。ここで上の写真を1枚撮ってから、慌てず整然と後退降下にかかる。慌てて引いて、逃げてると思わせちゃダメ。少し降りてから、テキパキと一気に下まで駆け滑り降りるように。先のワイヤーの写真は、下に降りてから追ってくる気配がないので追加として撮ったもの。

上の写真ですが、現像時に拡大してみたら、現地で私の感知した位置に熊の鼻らしきものが写ってました。他のヒグマの鼻も参考画像として添えておきます。まあやっぱ距離は70くらいか。突進されたら4秒ってとこで決して余裕はない。
いつもはせいぜい数発しか撃たないのに、この日は嫌なプレッシャーを感じて定期的に撃っていき、弾倉を3回交換した。通説としては、音を出していれば熊は逃げていくと言いますが、このようにピストル音が近づいても藪で待ち伏せして狙ってくる熊もおり、私は熊鈴はほとんど使いません。撃つまでもないなって時に手で鈴を振って反応を伺うために取り出すくらい。常時チリチリ鳴らしているとかすかな藪の気配を逃してしまう。あと、熊スプレーってのも私は信用してない。あれで実際に突進してきたヒグマを正面から跳ね返した実例を聞いたことが無い。
そんなに、甘いもんじゃない。

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