2025-09-14

自転車後輪のラチェット爆音を抑えて回転を滑らかにする

万人にオススメはできない魔改造でリスクもありますが、価値を感じる人もいると考え、記事として出す事にしました。

まず最初にリスクですが、ラチェットの爪先の出方を抑えますので、やりすぎると爪が引っ掛からなくなったり爪先が欠けたりして、こいでも車輪が回らなくなったりします。その辺を頭に入れておいて下さい。

それではまず、一般的なハブ(車軸部分)からいきましょう。
手本として燃えないゴミ箱から出してきた未使用のハブ。手で回しても明らかに回転がガチガチなので捨てることにしました。
もちろん、すでに成功して実際に使ってるホイールが2つあり、取り出して元に戻すのが面倒というだけです。


フリーハブを外すと爪の部分が現れます。


普通のハブであれば、爪ごとに板バネがついていて、その板バネを取り出して先の細いペンチで少し曲げてやる事により、爪の飛び出し高さを爪の厚みくらいに抑えるのですが。

これは一本の円状の線バネだけで爪をまとめてますね。この円を少し手で広げてやって、爪の飛び出し量を下げます。やり過ぎると爪の勢いがなくなってペタンとなります。曲げ戻して試せばいい。


すると、先ほどの写真と比べると、爪の飛び出し量が爪の厚さに抑えられてますね。取り付けてみると、グリスがないのでラチェット音はありますが回転抵抗は明らかに減って回りやすくなりました。もっと追い込むなら、後述の砥石で爪先を斜めに削って爪が段差を超えやすくする事も考えられますが、爪の強度が弱くなるので私はやりません。

それでは次に、スターラチェット版といきましょう。DT SWISS のコピー品であるGOLDIXのハブで、作り自体は精度も良く軽くできています。しかし周上全体に多数の爪がある構造のため、爪が段を超える時の回転抵抗と音が大きく、私のような20インチの小径車にはゴミとなります。ロードバイクのような大きい車輪であれば回転の遠心力でそう気にはならなくなるようですが。

DT SWISS のハブはギアごと手でフリーハブを付け外しできるのが売りの1つ。

スターラチェットを取り出したところ。この2枚のラチェットをバネ1つで抑えてかみ合わせてます。
やった事は、ラチェット2枚とも同じように地面に平行にダイソーのダイヤモンド砥石で削ってやっただけです。白光りした部分が削れた部分で、上から見て1ミリ幅くらい削れてますが、深さが大したことないので爪の段はそれほど減ってません。

この改造に関しては元には戻せないので、走行具合をみながら少しずつ進めるのが良いでしょう。グリスを入れるのは削りが完了してこれで終わりと決めてからの方が良いと思います。


実際に走行すると、普通の自転車と同等以上には回るようになったかと思います。仕上げに二硫化モリブデンのグリス(ホームセンターで簡単に手に入って安いから)を入れると当然にもさらに回転が滑らかに静音で。小径車でも十分に実戦で使えます。

0 件のコメント:

コメントを投稿