2013-09-25

北炭幾春別炭鉱 錦立坑など

何度もこの辺を通ってはいましたが、いつでもいいわと、素通りしてばかりで。交通機関でも散歩感覚で行けるような場所なので、他のブログでも結構取り上げられているから今さら、というのもあり。

で。JR東日本パスのシーズン終了まであと1週間となり、思い立った当日に青森の探索の用意にかかりましたが、体調不良など色々あって出られず、自分にムカつきながら翌日昼から散歩に出た次第。天候の問題もあるので前もって日時を決めてってわけにはいかないんですよ。

昼から雨の予報だったんで自転車は持たずに幾春別までバスで。目的地は無く、本当に適当に歩く。古びたコンクリート橋もいまだ現役。

幾春別駅は消滅してバス乗り場に、となってますが、実はホームの端が残ってますよと。 意外と盲点。

博物館のすぐ裏。鉄の扉で塞がれてるんで火薬庫みたいなものかな。藪をごそごそ進んでいたら、近くで爆竹を束で鳴らされました。俺いつの間にか危険生物に指定されたの? あながち間違ってないかもしれんけど。

そのまま橋を渡ってサイクリングロードに入り、林鉄跡の橋台。

その先すぐですけど、真新しい木の階段が付けられ、キレイに刈り払われ色砂利が敷かれ、すっかり公園化されちゃってますよ。ジオパーク認定のニュースがありましたが、公式発表前に整備を進めてたのか。








その後、奔別の方をぶらりと散歩しました。ちょうど昨年と同じ所でアートプロジェクトが始まってたんですね(週末のみ開催)。ノーマークでした。同じ場所なので、行くかどうかは微妙なところ。

2013-09-21

秋田 太平湖サイクリング

ネタが尽きたわけじゃないんですが、何となく、久々に東北に行きたいなぁと以前のコンデジ写真を掘り起こしてみました。近年は夏はクソ暑く、秋は雨がちだったりして、なかなか東北に行けないまま冬を迎えてました。

朝8時くらいだったか、大館駅から出発。不況のせいもあるのか最近は東日本パスのシーズンの急行はまなすは混み混みになってしまい、それも東北サイクリングから遠ざかった一因です。

まずは比内鶏で有名な比内を通ってどんどん山奥に入っていきます。が、さっそくパンクして路肩で修理したりと。


大葛の集落の温泉で足湯したあと、さっそく太平湖への峠に突入していきます。最初は快走路か?と思ったんですが、そんなことはない。壁のような山が立ちはだかってきます。


そして、昔の道をそのまま舗装しただけ、というようなスパゲッティな登り下りの連続が始まります。太平湖レストハウスまで自販機などは一切無いので、夏場に水分が尽きると命取り。車もまず来ません。写真が少ないのはバテて心身ともに余裕がなかったから。


険しい地形的にも見晴らしは良くありません。太平湖を望めるポイントは多くなく、しかも全体を見渡すことはできません。湖もレストハウスから歩いて降りることになります。秘境です。

ここから遊覧船で対岸に渡ると小又峡、かつてマタギに「神の沢」と畏れられる聖地だったそうで、行きたかったんですが時間的に無理だったんですよねぇ。

ここに来た目的は森吉林鉄跡の探索の偵察で、アクセスを含めた土地の状況を実際に見ておかないといろいろ計算できないなと思ったからです。探索自体は「山さ行がねが」などで詳細になされているのでそちらに譲るとして、橋梁や隧道(トンネル)などの遺構に触れて撮ってきたいなと。そう思ったまま放置してますが。とりあえず森吉ダム付近の取り付き地点は確認。

奥地の県道脇に1ヶ所橋梁が残っていたものの、あとは山に踏み込んでいかないとダメですね。下流の森吉山ダムの建設で地形がごっそり削られて変わってしまってます。道も派手に付け替えられて無残なものでした。

というわけでさして収穫は無いまま、かなり疲労しつつも移動を続けます。杣(そま)温泉に行ってみたかったので寄り道。泊まりで来たいねぇ。アブを何匹もタオルで叩き落しながら入浴。



自然を満喫どころか、まだ着かないのかと絶望的な気分にもなりましたが、何とか山を抜けて秋田内陸縦貫鉄道の駅へ到着。そのまま青森へ移動して帰りました。自転車で再び行く気にはなれませんねぇ。




2013-09-18

国鉄標津線 厚床支線

中標津から分岐して南下し、根室本線に合流する厚床支線の探索です。
中標津駅を出た後、このラインしかないけど結構な勾配だな、という感じで登って急カーブして、国道と交わった後は市街地から一気に原生林です。GPSを見るとこのままジャングルの奥深く突入して川を越えていたんで踏み込まず、しばらくは移動に専念しました。協和駅跡は素通り。

そして春別市街へ。春別駅跡は、中春別ヘルスパークとなってます。この手前に橋梁が残っていて撮ってはいますが、木に覆われてほとんど写ってないので出しません。

その先はSL散策路という朽ちた看板が。しばらくは廃線跡を走ります。

橋梁が残っています。真ん中の飛び出た部分にイスが置かれてましたが、強度的に大丈夫なんでしょうかね。

この先の一般道とクロスする地点で通れそうな部分は終わります。

そしてホームが埋もれたまま残っているという平糸駅、といきたい所ですが、この藪はさすがに無理です。少し奥の方にあるんですよ。行って撮っても草しか写らないだろうという。

その後、一般道とクロスするたびに道として使われた跡だったりほとんど自然に還った状態だったりしましたが、その辺は省略して一気に別海へと。この先の建物がバス待合所と複合の多目的交流館です。

近くのスーパーで買い物中に激しいゲリラ豪雨となり、バス待合所で昼食休憩している間にやみました。その先は廃線跡の橋梁が遊歩道になってます。

その後は再び緑のトンネル、ジャングルへと。

その後は8/24の記事の奥行臼駅となるわけですが、その近くには殖民軌道の跡地があります。転車台と機関庫が残ってますが朽ちてますね。


これも近くにある奥行臼駅逓です。

 その後もまた道だったり自然に還ったりと。

伊藤牧場の近くで国道とクロスしますが、その先はフットパスになってます。

厚床駅手前の踏切にて。時間があれば自転車で突っ込んでもよかったんですけど。

そして厚床駅。旧標津線分岐、とありますね。

というわけで少し休憩して、霧多布へ向かうのに列車を待って浜中駅まで移動するか、海に出てシーサイドラインを行くか迷いましたが、撮る方を選んだというわけです。この日が一番しんどかった。

2013-09-14

野付半島 トドワラ

標津線探索の翌朝5時、雨も上がっていたんでサクサクと撤収してトドワラに向かいます。行った事はあるし往復で50kmくらいなんで、疲れが後で影響しないかなと気になりましたが。

トドワラは地名で、立ち枯れしたトド松の風景が有名です。近年はそれも朽ちて減少しているので、実際に撮影したのはその手前のナラワラです。






ここは細い半島ですんで道の両側が海、という景観が楽しめます。早朝でしたんで漁民の軽トラがかなりの台数ぶっ飛んでいきました。漁業施設や漁船が半島の先の方にあって、そこから出漁するのです。

沿線地帯は車やバイクなど進入禁止の看板が立ってますが、廃サイクリングロード(草に覆われすでに線形が不明)を鹿が走ってたりして、立ち入り禁止ではなかったようですね。廃道っぽい脇道があったんでそれを使うと接近できました。


少し藪こぎすればもっといいアングルで撮れそうでしたが、そこまでしなくてもいいかなと。

で、ここの道道950の末端以降も砂利道ながら道は続いてまして、邪魔になるからだと思いますが漁業関係者以外の一般車両は乗り入れ禁止。しかし立ち入り禁止ではなく、「別海十景 竜神崎」の看板とともに灯台もあります。果ての景色を見てみたい、と時間かかったけど行ってみました。


そしてこれが末端。

トドワラのネイチャーセンターまで戻ってきて、展望台から見てみましたが、やはりトド松は見るからに少なく、3kmの遊歩道を往復しても仕方ないなと。実は来るたびにそう思ってしまい、まだ”本物”のトドワラには行ってません。

標津市街に戻ってきて軽く散策してからバスターミナルで自転車を畳んで、顔を拭いたり食事したりなど休憩して、午前9時過ぎのバスで中標津へ。同じ道を自走して戻っても、というのもありますし、体を休めるのにいいタイミングと判断しました。

次回は中標津から南下して、国鉄標津線の厚床支線です。