(初回探索が2018年3月。1年後に発電所前後を追加探索)
幾春別森林鉄道跡の西桂沢~湯ノ沢の区間です。雪解けの今時期は斜面から多数の水流が横切って進みにくい場面もあるものの、今回の区間には通行不能な大崩落はありませんでした。
西桂沢で路線跡を使った車道からのスタート地点。右手の河原からは土手となってしっかり高低差があり、路盤の跡が残っていることが分かります。
脇にコンクリートの護岸とパイプがあるのも、ここが人の手が入った場所だという事を示しています。
いくつか雪解け水の小川が横切っている場面がありましたが、撮るほどの事は無いかと思ってパスしました。左の斜面が柱状節理のような岩盤の箇所もあり、そこは撮っておけばよかったかなと。落石も少しはあるので注意しましょう。
ここは崩落個所。ダメかなと思いましたが、路盤があふれるほどの土砂量ではないので何とか通過できました。深雪期は行けないと思います。
この先がぐっと急速に上り坂になっていて、これは林鉄のコースじゃないなと。そのまま上がると道道のトンネル前に出ます。ここから路線跡は右側の川沿いに進みますが、敷地が広いので、ここが待避線の跡なのかもしれません。
そして、湯ノ沢縦断橋は現存するのかが問題ですが、発電所の方へと進みましょう。
路盤の地形としてはほぼ健在ですが(左手から川が横切って削られてる箇所あり)、雪で埋まって進めないので河原まで下りました。
路盤を支えるためのコンクリート壁があったんですね。崩れて川に落ちたコンクリートもありました。
この先ですが、写真の正面の平場が発電所の敷地で、左からの路線跡がそこに入る形です。右端に施設があります。フェンスで仕切られていますし、人の声と物音も聞こえてきたので、これ以上は接近しませんでした。
それでは湯ノ沢側からアプローチします。この地点で道と川の間にスペースは無く、道は路線跡を潰して作られたのだと分かります。
下に降りると、やはり路線跡としてのスペースはありません。
発電所の方に少し進むと、地形が安定してきて路線跡が現れます。
そして発電所の施設が見えてきたので、ここまで。ここから右カーブで敷地に入ります。
というわけで、どうやら湯ノ沢縦断橋は埋められて道路になってしまったようです。残念でした。
【おまけ】
帰りに、森林鉄道の路線跡を使った博物館遊歩道を通り、隧道と覆道で氷を撮りました。
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