2018-09-04

釜石鉱山

遠野から国道283の旧道で釜石方面に向かい、仙人峠のトンネル前。駐車場のようなスペースの端のコンクリート擁壁は、かつての岩手軽便鉄道の終着駅である仙人峠駅の痕跡です。

背丈以上あるので、これはホームではありません。登ってみます。

 細長い平場であり、右手にまた擁壁が。

奥の方にはコンクリートのベンチです。

一説には軌道があったのは下の駐車スペースの方で、このベンチは廃止後の園地ではないかというのもありましたが、園地なら下から緩やかに登る道がどこかにあるはずだし、園地というにはショボイ場所。私はここが軌道跡でプラットホーム無しで地面から直接列車に乗り込むようになっていたのではないかという気がするのですが。

トンネルを越えて大きな右カーブの所で鉱山施設への分岐がありまして、その脇に巨大な石垣と九十九折で登る道が。ここは立入禁止で、工事関係の人が車を止めて休憩してたんでこれ以上は。古い時代の鉱山遺構じゃないでしょうかね。

今回、探索として狙っていたのは桜山運鉱線の軌道跡で、そこをたどれば選鉱場の遺構に着くことも分かってましたが、いかんせん駐車場所に予定していた仙人大橋の下の路肩(先人ブロガー御用達)はポールとか片側交互の機材とかの置き場になって埋められて通過せざるを得ず、もっと下った所には止められたものの斜面をかなり登らないと行けそうにない。この後の予定もあるのでパスする事に。

それでまず、陸中大橋駅へ。ホッパーの遺構ですね。

「山さ行がねが」でこの小ホッパーの先のトンネルの中に入ってみたようですが、すぐに行き止まったとのこと。

駅の脇、火薬庫かな。

そのまま駅前の道を進むと釜石鉱山の構内です。一般公開している旧鉱山事務所までは立入禁止じゃありませんが、道路脇のこの遺構は写真手前に虎ロープが張られていて立入禁止。鉱山職員の車も往来するので下手なことは。

車道の一段上にある高台は釜石鉱山軌道の跡で、ここは大橋駅跡。車道からトンネル通路が通じてます。

そこから登っていく道とその先の平場。案内板がありましたが遺構は無さそうなので何があったのか記録せず。

車道をさらに行くと、鉱山病院跡の案内板がありました。


そのすぐ先に旧鉱山事務所がありますが、残念ながら休館日で門は閉じていて、これ以上は立入禁止。そこから選鉱所の遺構が見えます。


この奥が現役の施設で車が出入りしてました。

車道脇の分岐に入ると数件の民家が並んでいて、ちょうど先ほどの小ホッパーの真裏になります。
民家の軒先の細い徒歩道を突き抜ければ、看板のあった大ホッパーの裏側に出られる感じでしたが、そこまで入るのは遠慮しました。

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