釜石の橋野鉄鉱山のある県道をそのまま進むと遠野に入ります。市街に入る手前に人形制作が見学可能な佐々孝公房がありますが、休館日でした。
市街から国道340号に入りますが、一直線の殺風景な新道に切り替わっていて、旧道に入っていかないとカッパ淵や伝承館など観光ポイントを通過してしまいます。
いったんそのまま遠野の外れまで行って旧道と新道が合流する辺りで山口集落に入ります。ここは古くからの様相が割と残っている遠野物語発祥の地で、民話の里として知られる遠野を感じるには良いのではないかと。 ただ、観光客は気づかないのかほとんど見かけませんでした。
水車で、復元したもののようです。ここに隣接する民家が、現役の牛舎を備えていて(商業的な規模とは思えない)、そちらに目を引かれましたが撮りませんでした。 畑の方には藪の中に石碑群のある廃道があるそうですが、私有地なので入っていけません。
これを押してゆったり歩くお婆さんは不在でしたが、こういうシーンも集落に入る醍醐味です。
デンデラ野。いわゆる姥捨て山で、60歳になった老人を捨てた場所です。
それでは遠野市街の方に少し戻って、カッパ淵に立ち寄ります。来るのは2度目です。 一眼でちゃんと撮ってなかったので再訪したかった。
狛犬もカッパ。
ぶら下がっているのはキュウリです。
旧道沿いには民間の神であるオシラ様千体を安置した「伝承館」もありますが、施設前の駐車場が埋まっていたこともあって通過しました。前回来た時も入り口を少しのぞいてやめたんですが、オシラ様を見て具合の悪くなる人もいたというネットの話もあり、私には縁のない所だったのでしょう。
以前に来た時は曲り家なども見たりしましたが再訪してまで撮る気にはなれず、個人的には、遠野を味わいたいなら山口集落をゆったり見て回るのがオススメです。
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