今週は5連休を取っていたのだけど、猛暑と安宿全滅で泊りがけで出るという選択肢は消滅。この水曜も猛暑予想だったのだけど、18切符消化のためと、道央よりは気温が下がるだろうという期待のもとに、朝7時に出て小樽で蘭越行きに乗り換える。さすがにこの行先だと「鉄」な人たちは乗ってこない。
国道229の探索情報は一通り出揃ってしまった事もあってしばらく日本海側に行ってなかったので、蘭越から海を目指す。川沿いの道道を行くつもりが、小さいサイクリング標識を見て堤防道路に入ってしまう。
これがクセもので、川の支流に沿って蘭越駅の方角へ戻っていってしまい、結構な遠回りになってしまった。猛暑下でこの消耗が後で響く。
海に出たところで旧道に行ってみる。外側の旧旧道を回るのは難しくはないんだろうが、探索記録はすでにあるはずだし、藪が深いと足元の崩落に気づきにくいし、何より暑いしで、探索はしない。
こちらは種前隧道。健在だけども向こう側は放棄漁具の山で通り抜けできない。
寿都の手前で海岸線に出てダート道を走る。
朱太川の河口。向こうに見えるのが寿都市街。
暑さでかなりスピードを落として時間を消耗したので寿都までは行かない。あと30分ちょっとで黒松内駅から便があるから間に合うかなと思い、寿都鉄道の廃線跡道路で黒松内へと。廃線跡はこの後、川沿いの藪に入っていく。
しかし、その30分というのは涼しい時期の体調万全でのこと。やれるだけやるかと、残った水を全部投入して全速走行を試みる。
黒松内に入って、駅の手前の橋で袖を橋の欄干にスッてしまい、その少し後に今度は歩道から車道に車輪を落としてしまう。体が制御できてない。駅直前の跨線橋から歩いて自転車を押して駅に向かう。発車時間は5分ほど過ぎたはずなのに列車の音がしない。
いくら何でも間に合わなかったろうと、まず駅前の水飲み場でたっぷり飲んで頭から水をかける。落ち着いてから駅の畳の間で休んでいると、スピーカーから長万部駅の放送が。よく聞こえなかったが線路の異常というのは聞こえた。
間に合わなかったら黒松内温泉に行って夕方の便で帰るつもりだったけど、とりあえず駅に留まって続報を待つ方針とし、自転車は袋に収納し、手持ちの食料を食べて次に備える。
そのうち、代行バスが蘭越駅を出たとの放送があり、30分ちょっと後でようやく到着。本来の昼の便は倶知安行きと長万部行きの両方があったが、バスが1台しかなくて倶知安方面は長万部から折り返しになるとのこと。とりあえず長万部に行く。
そこで室蘭行きがギリギリ接続したので、千歳経由で帰るのも手だったかもしれない。バスは運転手に休息をとらせる義務があり、すぐに発車はできないと。あと20分で夕方の倶知安行きの時刻だったが列車が出るかは決定してないと駅員が言うので、そのまま代行バスで帰ったけど、同じ時間の倶知安からの列車は実は動いていた。
代行バスの時間が列車ダイヤとズレていたので、黒松内温泉に行ってちょうどいい時間に駅に戻っていたら呆然として終電まで駅で待つハメになったと思う。
何とかはなったけど、午後を丸ごと棒に振った悲惨な外出でした。
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