2013-05-23

奥明日香 入谷集落

飛鳥というと石舞台を始めとした古墳群などで有名ですが、飛鳥川に沿って山に入っていくと昔ながらのひっそりとした集落に歴史の遺物が残っています。その中でも最奥にあたる入谷集落は秘境との話を聞き、行ってきた次第です。

今回のルートは、吉野から県道で芋峠を越えて入谷集落の一歩手前の栢森(かやのもり)集落に出ました。持統天皇や松尾芭蕉も通った古くからの街道で、元々の古道もあちこちに看板があって一部残っていますが、古道をたどるにはガイド無しでは厳しいそうです。

芋峠に入る直前、軽トラの爺さんに「飛鳥に行くんかい。ちょうどええ腹減らしになるなぁ」と声をかけられましたが、ロードレーサー2台とすれ違ったりして地元のサイクリングコースにもなってるんでしょうか。ジグザグとつづら折でそこそこ登っていったものの、それほど大変な感じはしませんでした。

 これが栢森集落で、民家の数はありますが商店はおろか自販機もありません。ここから県道を外れてさらに山へ入っていきます。舗装路ではありますが、車がすれ違える幅はありません。

畑は見えますが、集落はどこに? さらに進みます。

民家が1軒ありましたが、はて? そのまま道なりに行くと栢森に戻るコースです。山の上の方に登ってからさらに脇道に入るんですね。すると。


これが入谷集落です。特に変わった眺めではないですが、何も無いと思われた奥地にここだけ民家が集まっているのは不思議です。一応、バス停もあるんですよ。


その後、栢森へと降りて行く途中に小さい看板があったので寄り道してみました。小川に出て特に道も無い岸を少し遡行すると、女淵。
この少し下流には雨乞い神事に関係のある場所があるようですが、興味を引かなかったので行きませんでした。
栢森に戻ってくるとお葬式にぶつかったようで喪服の方々が大勢出ておられたんで、集落内をゆっくり見て回るわけにもいかず、そそくさと県道の方へと。その後、石舞台方面へと下って行くことにします。

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