2012-07-08

深名線の風景 後編

幌加内から少し行って、脇に入った所にある上幌加内駅。近くには石碑も並んでます。

沿線の風景。

第三雨竜川橋梁。土木遺産とのことですが、単に技術的見地のみならず、二十九歳の若き技術主任が完成当日に皆の目前で激流の中に転落死したエピソードが添えられています。今も碑にはお供えがあり、関係者の思いがうかがえます。

さて、いくつかの駅を経まして、朱鞠内へと移りましょう。朱鞠内駅は駅名板とレールのみ、湖畔駅は更地になっています。

なるべく路線跡に沿って行けないかと、道道528号に突入しましたが、路線の方は湖畔駅ですでに激藪でしたので無理でした。元々は朱鞠内林道であったので少し荒れてきた林道という感じで、舗装路に抜けるまでの深い山中の16kmが非常に長く感じられました。その途中に、宇津内湖がチラリと見えます。

 朱鞠内湖を抜けまして、北母子里駅の跡。この辺も寂れてきています。

 天塩弥生駅の手前。また田畑の中を抜けて行きます。

こんな感じで、あとは名寄の市街へと入っていきます。
1つ1つはそれほど印象的な絵ではないかもしれませんが、かつての人の営みを思い起こすことと合わせて味わうことができれば、興も深まるのではないかと思います。

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