続きです。旧国道は現国道を横切った後、展望台への道という名目で少し開放されてます。この辺は道も落ち着いてますね。
で、パーキングエリアだった場所が”展望台”というわけです。その後、旧国道はダムの堤体の上を通ってます。
糠平まで4kmという青看板が残ってます。ここは直角に左折してダムの上へ(直進は林道)、通ってからまた直角に右折して展望台へ、ですから、国道にしてはなかなかの凄まじさです。
道はこの後、現在の国道に接続してはいますが、線形が少し不自然で、さらに続いていく”林道”が元々のラインだったと思えました。行ってみます。すると、所々がボロボロのコンクリート舗装で、「北海道」と彫られた標柱も道路脇にちらほら。これはやはり主要道だなと。
しかしこの時、時間が押してるということもあり、最後までは確認しませんでした。帰宅してから昔(1970年代)の航空写真と合わせますと、下図の赤線が旧道のラインでその通りでした。
で、現国道に戻ってから走り始めてすぐに横を見て急ブレーキ。案内看板は何も無かったのですが、第四音更川橋梁。
トンネルの向こうには第二音更川橋梁。
周りをよく見ると、鱒見橋と覆道との間に、上の地図にもある旧道跡がありまして、そこから接近できました。
ここから降りようと思えば降りられますが、私は”何となく”気が進まずにここまで。ちなみに近くの国道脇に碑がありますが、この辺は囚人が多くの犠牲を出しながら切り開いた音更山道の難所だったと帰宅後に知りました。
さて、そこからさらに進んでいきまして、第三音更川橋梁。ここは案内看板があります。
その後は廃線跡を少し見つつもひたすら走りまして、午後4時に上士幌市街。町営浴場でサッパリしてから5時過ぎのバスで帯広で、高速バス最終便で札幌でした。帰りにもJRの18切符を使うには午後4時40分には帯広に着いてなければなりませんでしたが仕方ないです。
2012-07-28
糠平の廃線跡
前回の続きです。然別湖から糠平まで1時間ほどで着きました。午前10時半。まずは廃線跡とタウシュベツ見たいなと思って国道を北上していきましたが、足が重い。地味にダメージきてますな。
国鉄・士幌線の三の沢橋梁。
そしてタウシュベツ展望台から。いやぁ知ってはいたんですけどね。
対岸にちょろりと見えますが、絶賛水没中のタウシュベツ橋梁。ダム湖なので水位が変わるのです。
で、国道とココまでの間に士幌線の廃線跡を横切るのですが、この辺までは北海道自然歩道とやらで保存されてます。突っ込んでみますか。
雰囲気良さげに思われましたが、実際には自転車には辛かった。敷いてある石が林道より大きめでまばらなので、見た目よりガタガタしすぎて前に進まないのです。五の沢橋梁までは行きましたが、無理に行こうとすると体力の消耗も半端なく、バス停との連絡通路から国道に戻りました。その五の沢橋梁。
この遊歩道、三の沢橋梁の辺りだけ舗装されてたんで再度入ってみましたがやはり同じ感じで、しかもトンネルを回り込むのに急に細い山道に入ったんでギブアップして引き返し。
温泉街のスタート地点付近に糠平川橋梁がありましたが、この辺は川辺にも降りられていい感じかと。
廃線跡をきっちりフォローしようと思うと、ここから徒歩でたどるしかなく、糠平湖が尽きた辺りからは藪こぎになりますんで、相応の準備がいるかなと。
時は午後1時。ここで残念なお知らせ。帯広行きのバスの便が、午前10時過ぎの次は夕方5時前までしかなく、ここで少し温泉に入ってから自転車畳んで帰ろうという目論見が破れました。探索しながら上士幌まで降りるか。
まずは糠平駅のあった辺り。鉄道資料館があって700円のトロッコやってますね。
ここから、並行して走っている旧国道跡に入っていきますよ。
狭い部分もあり、大型車がすれ違うのは無理ですね。この左崖下が国鉄の廃線跡です。
不二川トンネルの向こうは端が少し崩れたボロボロのコンクリート橋でした・・。
国鉄・士幌線の三の沢橋梁。
そしてタウシュベツ展望台から。いやぁ知ってはいたんですけどね。
対岸にちょろりと見えますが、絶賛水没中のタウシュベツ橋梁。ダム湖なので水位が変わるのです。
で、国道とココまでの間に士幌線の廃線跡を横切るのですが、この辺までは北海道自然歩道とやらで保存されてます。突っ込んでみますか。
雰囲気良さげに思われましたが、実際には自転車には辛かった。敷いてある石が林道より大きめでまばらなので、見た目よりガタガタしすぎて前に進まないのです。五の沢橋梁までは行きましたが、無理に行こうとすると体力の消耗も半端なく、バス停との連絡通路から国道に戻りました。その五の沢橋梁。
この遊歩道、三の沢橋梁の辺りだけ舗装されてたんで再度入ってみましたがやはり同じ感じで、しかもトンネルを回り込むのに急に細い山道に入ったんでギブアップして引き返し。
温泉街のスタート地点付近に糠平川橋梁がありましたが、この辺は川辺にも降りられていい感じかと。
廃線跡をきっちりフォローしようと思うと、ここから徒歩でたどるしかなく、糠平湖が尽きた辺りからは藪こぎになりますんで、相応の準備がいるかなと。
時は午後1時。ここで残念なお知らせ。帯広行きのバスの便が、午前10時過ぎの次は夕方5時前までしかなく、ここで少し温泉に入ってから自転車畳んで帰ろうという目論見が破れました。探索しながら上士幌まで降りるか。
まずは糠平駅のあった辺り。鉄道資料館があって700円のトロッコやってますね。
ここから、並行して走っている旧国道跡に入っていきますよ。
狭い部分もあり、大型車がすれ違うのは無理ですね。この左崖下が国鉄の廃線跡です。
不二川トンネルの向こうは端が少し崩れたボロボロのコンクリート橋でした・・。
2012-07-08
深名線の風景 後編
幌加内から少し行って、脇に入った所にある上幌加内駅。近くには石碑も並んでます。
沿線の風景。
第三雨竜川橋梁。土木遺産とのことですが、単に技術的見地のみならず、二十九歳の若き技術主任が完成当日に皆の目前で激流の中に転落死したエピソードが添えられています。今も碑にはお供えがあり、関係者の思いがうかがえます。
さて、いくつかの駅を経まして、朱鞠内へと移りましょう。朱鞠内駅は駅名板とレールのみ、湖畔駅は更地になっています。
なるべく路線跡に沿って行けないかと、道道528号に突入しましたが、路線の方は湖畔駅ですでに激藪でしたので無理でした。元々は朱鞠内林道であったので少し荒れてきた林道という感じで、舗装路に抜けるまでの深い山中の16kmが非常に長く感じられました。その途中に、宇津内湖がチラリと見えます。
朱鞠内湖を抜けまして、北母子里駅の跡。この辺も寂れてきています。
天塩弥生駅の手前。また田畑の中を抜けて行きます。
こんな感じで、あとは名寄の市街へと入っていきます。
1つ1つはそれほど印象的な絵ではないかもしれませんが、かつての人の営みを思い起こすことと合わせて味わうことができれば、興も深まるのではないかと思います。
沿線の風景。
第三雨竜川橋梁。土木遺産とのことですが、単に技術的見地のみならず、二十九歳の若き技術主任が完成当日に皆の目前で激流の中に転落死したエピソードが添えられています。今も碑にはお供えがあり、関係者の思いがうかがえます。
さて、いくつかの駅を経まして、朱鞠内へと移りましょう。朱鞠内駅は駅名板とレールのみ、湖畔駅は更地になっています。
なるべく路線跡に沿って行けないかと、道道528号に突入しましたが、路線の方は湖畔駅ですでに激藪でしたので無理でした。元々は朱鞠内林道であったので少し荒れてきた林道という感じで、舗装路に抜けるまでの深い山中の16kmが非常に長く感じられました。その途中に、宇津内湖がチラリと見えます。
朱鞠内湖を抜けまして、北母子里駅の跡。この辺も寂れてきています。
天塩弥生駅の手前。また田畑の中を抜けて行きます。
こんな感じで、あとは名寄の市街へと入っていきます。
1つ1つはそれほど印象的な絵ではないかもしれませんが、かつての人の営みを思い起こすことと合わせて味わうことができれば、興も深まるのではないかと思います。
深名線の風景 前編
深川から出発して、次の円山駅までは田畑の中を抜けて行きますが、丸山のふもとを回りこむラインが見えるまでは跡は消えてしまってます。そしてその後に現れた廃線跡も、多度志に向かう山中に入ると草木に飲み込まれてしまいます。
多度志に出ると路線のラインは大体分かりますが、駅跡はもうありません。
しばらく同じような風景が続いた後、幌成駅の構内。貨車を転用した駅舎が残っています。
そして鷹泊駅の手前。この辺は保存状態がいいです。
山を越えて沼牛駅。国道からは隠れているので見つけにくいです。
その後、幌加内までは路線が国道から離れてしまい、田畑に飲まれてハッキリ分からなくなっています。
幌加内バスターミナルの2階にある資料館。それほど広さや展示物はありませんが理解は深まるかと。
2012-07-01
道北・サロベツ原野周辺
沿岸バスで「萌えっ子フリー切符」という2日間で3200円の切符があって、中央バスの札幌ー留萌間の高速バスと組み合わせて稚内で安宿を取ると交通費と宿代を合わせても1万切るという安旅をやったことがあり、その時の写真を。
初山別で下車して金毘羅岬へ。温泉もあります。
その後またバスで移動してから自転車を展開して旭温泉へ、それから豊富までバスで行ってJRで夜に稚内入り。一泊してから早朝に自転車で走り出して海岸沿いにサロベツへ南下します。
何もないし車もない。爽快に走れます。
サロベツの展望台から。
主要道でもこんな感じで、皆さん飛ばしておられます。
絶景というのは無いですが、何も考えずにひたすら走り抜けたい時にはいいんじゃないでしょうか。
その後は独特な油っぽい湯で知られている豊富温泉に入って、帰路につきました。
初山別で下車して金毘羅岬へ。温泉もあります。
その後またバスで移動してから自転車を展開して旭温泉へ、それから豊富までバスで行ってJRで夜に稚内入り。一泊してから早朝に自転車で走り出して海岸沿いにサロベツへ南下します。
何もないし車もない。爽快に走れます。
サロベツの展望台から。
主要道でもこんな感じで、皆さん飛ばしておられます。
絶景というのは無いですが、何も考えずにひたすら走り抜けたい時にはいいんじゃないでしょうか。
その後は独特な油っぽい湯で知られている豊富温泉に入って、帰路につきました。