2025-04-21

高知 魚梁瀬森林鉄道跡 前編

かつて総延長250kmの路線網だった屈指の森林鉄道の跡をたどってきました。
有名なので、堀さんの著書にもありますし、ネットでも多数の探訪記録が出ていますので、詳細はそちらに任せて遺跡風景を淡々と出していこうかと思います。

朝から雨の中でしたが、奈半利駅から自転車を出して奈半利川の右岸に出ると、立岡二号桟道が見えてきます。

路線跡はほぼ県道206になってますので、道中の風景はGoogleストリートビューでいくらでも見られます。さっそく隧道。

この後は路線跡は国道493となり、小島の集落で国道から離れて対岸に渡ります。


不動の滝までは舗装されてます。そこから先は荒れたダート。



歩鉄の達人さんのレポートに何も無かったのでそのまま行けるのかなと思ってましたが、レポートから年月がたっていて平鍋ダムの手前で大規模な崩落。自転車を置いて100m以上進んでみましたが崩落は収まる気配がないので、小島集落まで引き返すハメに。


小島集落から国道の旧道で行けるかと思ったら、地図上に道はあるけどこの通り。自転車なしなら突破できると思うけど、先を急ぐのでまた戻って新道のトンネルで先へ進む。


国道の平鍋橋でまた路線跡と合流しますが、戻る方向を見るとここまでも崩落で、やはり自転車同伴での通り抜けは無理でした。

その後の路線跡は県道12に変わり、車道化されているので撮るのは隧道がメイン。

これも林鉄遺構の堀ヶ生橋。






そして分岐から県道54に入り、路線跡を追って県道から分かれてダムの堤体まで行く道に入ったのですが。

通行止めで、工事現場を目視したので引き返し、どうしようかと。

当初の予定では時間(と恐らく体力)不足でダムの先の林鉄資料館までは行けないだろうから県道54分岐から県道12の林鉄の安田川線跡に入って下っていく予定でしたが、小一時間ならとれるから粘ってみるかと登坂を続行。

しかし、足に力が入らなくなってきて、歩いて自転車を押し続ける。ダムの展望台で、限界かなと判断。あと5kmほどなのだけど、雨の中の走行で冷えて手の感覚もおかしくなっている。

しかし、林鉄の資料写真が見られたのは収穫でした。


県道54分岐まで戻って、安田川線の路線跡でもある県道12に入りますが、ほぼほぼ川に沿った下り勾配なので疲れた足でも何とか進める。これは林鉄遺構の犬吠橋。歩鉄の達人さんのレポートでは車道になってました。

この先、馬路村に入るところから後編となります。

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