気仙沼線も現在では大半の路線跡が舗装されてBRT化されましたが、線路を撤去しても防潮堤の建設や地形的な関係で使われなかった部分があります。今回の区間もその1つ。元旦に廃線跡を歩いてみました。
小金沢駅の踏切があった所ですが、ここも線路など人工物が一切撤去されています。ホームの残骸もありません。
これが震災5年後に来た時のもの。駅舎などは津波にやられましたがホームの残骸はありました。

それでは大谷海岸に向かって歩きます。
ここは防潮堤に置き換わってます。
この辺は津波に流されたのか、地形がごっそり削られています。
橋梁はおろか橋台までも徹底的に撤去。
実のところ、枯草の中に軍手やウェアにやたらと付くものがあって面倒なのでここから一般道へ脱出します。
国道から見た築堤。
ここからは道路になってますが。
その先は防潮堤になって完全消滅。
私有地なので奥まで入りませんでした。
この付近の震災5年後のものを再掲します。


そして大谷海岸駅はというと。路線跡は駅の残骸も含めて完全に削られ、防潮堤と砂浜になりましたとさ。元々の駅には道の駅も併設されていましたが、国道の反対側に新築されました。
震災5年後の大谷海岸駅。国道はこの左側ですから、防潮堤を作るためにだいぶ削ったんですね。

