2025-02-25

気仙沼線 小金沢~大谷海岸の廃線跡

気仙沼線も現在では大半の路線跡が舗装されてBRT化されましたが、線路を撤去しても防潮堤の建設や地形的な関係で使われなかった部分があります。今回の区間もその1つ。元旦に廃線跡を歩いてみました。

小金沢駅の踏切があった所ですが、ここも線路など人工物が一切撤去されています。


ホームの残骸もありません。

これが震災5年後に来た時のもの。駅舎などは津波にやられましたがホームの残骸はありました。


それでは大谷海岸に向かって歩きます。



ここは防潮堤に置き換わってます。


この辺は津波に流されたのか、地形がごっそり削られています。





橋梁はおろか橋台までも徹底的に撤去。






実のところ、枯草の中に軍手やウェアにやたらと付くものがあって面倒なのでここから一般道へ脱出します。

国道から見た築堤。

ここからは道路になってますが。

その先は防潮堤になって完全消滅。


私有地なので奥まで入りませんでした。


この付近の震災5年後のものを再掲します。




そして大谷海岸駅はというと。路線跡は駅の残骸も含めて完全に削られ、防潮堤と砂浜になりましたとさ。元々の駅には道の駅も併設されていましたが、国道の反対側に新築されました。

震災5年後の大谷海岸駅。国道はこの左側ですから、防潮堤を作るためにだいぶ削ったんですね。


2025-02-17

張碓の山散策

しばらく外を出歩いていなかったので、リハビリ的に午後からバスで張碓へ。
張碓には鉱山もあったので、ちらほら巨大な岩塊もあるのですが、その辺の詳細は省略してマップも出しません。

しばらく山を歩いて巨大な岩塊エリアに着き、さらに巨岩ゴロゴロの斜面を登っていくと、例年のように巨大な氷柱のできる場所があります。






これは試掘っぽい。

以前にも来ていたんですが、本命は坑道の穴で発見できていなかった。
で、巨大な岩塊のこの場所なんですが、ここだけ道幅に少し低く平らになっていて、穴があるとすればココが怪しいと私のカンが。
足跡の突き当たりの岩と雪のすき間を見てみるとですね。

これは正面ではなく、すき間の上から見ているので伝わりにくい。穴の天井から下まで人の身長くらいあると思います。あまり接近すると雪が崩れて中に吸い込まれて出てこれなくなるんで、これが限界。現地でも悩みましたが、時期を選んで再訪するのが安全かな。


体慣らしの散策でしたが、良い収穫がありました。

2025-02-16

震災遺構 志津川駅など

今回は志津川です。BRT駅の背後に盛り土の山があって、そこに行く橋がかかっています。震災5年目に来た時は、街を造成するためのものだと思ってました。


そして橋を渡ったところで見下ろせる有名な震災遺構、南三陸旧防災対策庁舎。屋上まで上がっても助からなかったとはね。


そのすぐ近くの志津川駅跡。以前は無かった駅名標のレプリカが設置されています。








そしてここから、震災5年目の時の写真を。
BRT駅は今とは場所が違うと思います。雨降りで時間もなかったので、自転車があってもすぐ近くだけしか。


写真左手の鉄道の路線跡も今では削られて消えています。

そしてこれが志津川駅。これくらいしか撮ってなかった。



ちょうどこの盛り土の上が現在のBRT駅や南三陸さんさん商店街がある辺りです。ずいぶん変わりました。