2017-12-20

豊浦の採掘跡 後編

前回の続きですが、廃道を登った先にあったものとは。
石垣ですが、左下のものなどは横幅が1mはあろうかというほど大きなもので、まるで城塞です。下に太い鉄パイプがありますんで、元々はここに施設があって、崩落で斜面化したものかと。巨石をわざわざ使ったのは、コンクリが使われるより古い時代だったのでしょう。

東端まで行ってみましたが、端に不気味な土盛りが3つ並んでいただけ。

上に行くには斜面を登るしかないわけですが、少し登ると索道(リフト)の支柱と思われるものを発見。写真の左奥のものは、金網の筒みたいなものに鉄芯があります。


そのすぐ近くですが、これも支柱でしょうか。

斜面を登って平場に出ました。結構な高さですね。

山側の方はそこそこ広い平場があり、採掘場と思われる崖があります。写真の右側にまたも巨石の石垣。


洞穴を期待していましたが、露天掘りだったようですね。崖の手前には巨石が積み重なってます。

西端の少し小高い平場には、写真中央に白い鉱石があります。何でしょうね。

右にカーブしながらさらに登っていく廃道。写真右端で小川と倒木に塞がれてまして、川に回り込んで渡ります。

急傾斜の川です。飲めるかどうか不明ですが、鉱夫の喉を潤したのかもしれません。

廃道を登った先には、またも崖と広場の採掘場です。この東端はストンと急角度に落ちる斜面でその先は現在の車道がありますんで、地形的にもこれで最後でしょう。

この広場の海側の端には、索道への積み込み場と思われる遺構がありました。背後に写るのが先ほどの崖です。

ここにはコンクリが少しありますね。


下の写真の右端はストンと落ちる斜面です。

というわけで、これにて探索終了。斜面昇降もありましたんで、無理せず来たルートから淡々と戻りました。

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