2017-03-04

手稲(鉱)山の廃道を探る 1.廃道起点

まずは今回の舞台。当初は、古くからの採掘地であった黄金沢エリアを目指していましたが、途中でピピッと「この上に廃道がある」と久々にサイドエフェクト(カン)発動。

斜面を上がっていくと、確かに廃道が。これは麓方向。

これを上がっていくと昔の採掘地が?と進んでいきましたら、深い谷間の断絶。昔は橋があったのかどうか。対岸の右手はストンと落ちた地形なので回り込むこともできず、先に進むには元の道に戻って少し先から再び斜面を上がるしかない。

 というわけで、廃道の起点も気になりますんで廃道を下っていきます。

これが廃道起点。右端が現在の道で電柱も写っていますね。で、逆方向の廃道も見つかったので、この左手の道を行ってみようと。

ぐるっと左にカーブして、あとは沢沿いに直線に登る道。小さい木も生えていてやや荒れた感じ。古いピンクテープが残っていました。


これが車道終点といったところ。左手にピンクテープが見えていますが、斜め左上に少し登ってから来た道と合流するようになっています。ピンクテープはここまで。

上の写真の右側に50m四方くらいの台地がありますが、その向こうの沢沿いの斜面に、木の薄い徒歩道の痕跡を感じたので、勾配は階段くらいありますが登ってみますと。平らに斜面を回り込む明らかに人の手の入った廃道。正直、斜面を登っていた時は何もないだろうと思ってましたが、こんな地点の廃道はそれ自体が遺跡のように思えます。

上の写真で右に曲がると、キレイに形の残った直線の廃道が100mほど続き、そこで車道終点の沢と合流、沢は急角度で登っていきます。

正直、採掘跡の遺跡が目標ですんで、「岩場」が欲しいがそれが見えてこない。もう一声とさらに少し登り、沢が右に折れる所まで見極めてから撤退しました。

植林の跡は無いんで林業作業道ではないだろうし、集落を形成する広さの平場は無かった。砂金でもあったのではないかと。黄金沢の標高を考えるともっと上に何かある可能性もありますが、終盤はなかなかに険しくなってきたもので。

最後に、砂防ダムの氷を。

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