2015-02-04

カルルス洞窟周辺の調査

洞窟消滅の誤報ではご迷惑をおかけしました。改めて周辺一帯を調査してきましたのでその報告を。

皆さん気になったのだと思いますが、先日とは打って変わって多数の踏み跡によりしっかり道ができていて、第3渡渉を過ぎてから分岐点を過ぎるまで青テープの目印が新たに付けられてました。おかげさまで、スキー場から第1渡渉まで10分、第2渡渉まで30分、第3渡渉まで40分というペースで洞窟まで45分で着きました。

まずはカルルス洞窟に注ぐ左右2本の川の上流を見てきました。洞窟から見て右側の川は普通の沢の景色。左の方を少しさかのぼってみました。分岐点近くまで戻ってから洞窟上部を通りました。
これは川の横っ腹にできた大きな窪み。流れは真っ直ぐなのと氷があるので、ここで水が湧いていて増水期に削られたものと思われます。

その先は洞穴のようなものから川の流れが出ているようにも見えますが、人が掘ったものではないでしょう。斜面がキツくてこれ以上の接近はできませんでした。

その後ログではZ字型に斜面を上がってますが、廃道のような感じだったのと、上の方にコンクリートで塞がれた穴のようなものが見えたんで確認しに行ったのです。灰色の岩の上に土が積もってその上に木が生えたんでそのように見えただけで。 紛らわしい。

次は、洞窟崩落の誤報を出す原因ともなった紛らわしい洞門です。 先日は下から上がるのがキツかったので、上の崖斜面から若木をつかんでビヨンとバネのように一気に降下。
 下の地面がしっかりしてるので、崩れて埋まったって感じではありませんね。
 ちょっとだけ氷筍。

で、奥の方はこんな感じで行き止まりで、小樽の穴滝のようなものだったのではと。

次は崩落洞穴に向かいます。
先に、そこから斜面を上がる廃道の先を調べてみました。撮りませんでしたが、一度伐採した跡が広がっていて、その一帯だけ細い木がまばらに。そこから木材を調達していたのでは。
崩落洞穴ですが、斜面を下りるついでに裏から回って横っ腹の開口から入りました。

明らかにすぐに行き止まりですが。

きちんと確認しました。奥行きは正面口から20m、横っ腹から10mってとこでしょうか。

ちょっとだけ氷筍。

崩落洞穴下の川(第3渡渉の川)の方までストンと落ちていたんで、隠れた穴がないか川面まで降りて調査。50cmほどの窪みがあっただけ。

あとは岩盤から湧水が。

崩落洞穴の下の斜面にある湧出。この一帯でこうしたものがあるので、雪中空洞が多発してるのだと思います。雪面が固く締まってるなと歩いていたら突然片足が抜け落ちる、というのが3回くらい。おかげで、買ってから3度目の使用となるスノーシューの接合部に切れ目が。

分岐点の左手すぐにあったもの。鉱山時代のものでしょうか。

とまあこんな感じで、1時間半に及ぶ周辺調査を完了とします。

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