朝起きて、天気予報で地域を絞り、30分で行き先を決めて30分でネット予習して資料をスマホに転送する。そんな感じで慌しく始まって、札幌駅に朝9時。今回の目的地は三井芦別炭鉱でしたが、バスターミナルで一考して滝川行きのバスに乗り、砂川で下車。
芦別への道道115は上砂川まで来て電光掲示板に通行止の表示。昨年はゲート突破して山中に進んでみたら本当に工事やってて引き返したんですが、 今回は開通時期が未定となってたんで怪しいと思ってそのまま突入しました。
なんと、林道のようなあの道が、歌志内側だけ半分くらい舗装されてますよ。でも一般車を通す気はない、ってことは、道道78支笏湖線や道道610と同様に土建業者への予算消化のためなんだろうなぁ。途中、業者っぽい車が1台、山中で止まってパン食べてましたが何も言われず。通行止の名目は「土砂崩れ」となってましたがどこも崩れてなく、落枝が多くて車体にこすりそうな箇所がいくつかあったくらいです。芦別市に入ったとたんに道が荒れるのは予算の差でしょうなぁ。
最初は、車が入ってない道だからと熊への警戒にベルを鳴らしながら走ってましたが、8月まで舗装工事入っていたとわかると、 普通に走行して紅葉を楽しみました。
芦別側の舗装路に切り替わった地点に大きなズリ山があって、ダンプが出入りして絶賛操業中ですが、その先にこんなものが。後に書きますが鉱山鉄道の跡を探してたものの、これがそうなのかは断定できず。かなり注意して川沿いも見ながらゆっくり移動していたつもりですが、その辺の収穫はありませんでした。
そして国道付近まで来てしまい、有名な三井芦別鉄道の保存車両。
道道のゲートは国道との合流地点にあり、ダンプはそのすぐ内側の露天掘り炭鉱とズリ山を往復しています。ゲートには監視所まであってオジサンがずっと詰めてましたが、抜けて行っても何も言われず。 これじゃ、車で来て探索しようと思っても容易に入れませんわね。
午後3時を回っていて、時間もないので奥地の頼城地区に向かいます。 これは頼城小学校の跡で、現在は大学の校舎に流用。
こちらは独身寮の水明荘だったかな。
緑泉駅の跡である民家は、ソソられなかったので撮らずに通過。頼城の集落もざっと回りましたが撮りたいものがなく。事前情報はありましたが、遺構や廃墟はほとんど取り壊されて消えてますよね。 もう少し脇道に踏み込んで回れば何か発見もあったかもという気はしますが、日没が近いので後日の楽しみにということで。
最後に、西芦別地区の三井芦別駅の跡。現在は民間で使ってます。
駅前商店街。薬屋さんは普通に営業してました。
さて。最後に、今回狙っていたものですが。まずは現在の地理院地図に、ネットで拾った昔の地形図データを重ねてみましょう。
青線の三井芦別鉄道は他の方々によって詳細な調査がなされているのでいいとして、分岐しているこの鉄道は何だ?と朝の30分予習で気になりました。トンネルも2つ。穴は男のファンタジー。(え?)
それで炭山川に沿う道道115をゆっくり走ってみたわけですが、現地の目視では何も見あたらなかったと。上記の鉄橋のような写真の奥の斜面は削られてできたものですが、トンネルの坑口が埋められた可能性はあります。
西芦別側から探索するといっても、その辺りの廃線跡は大きな工場の敷地となってるし、道道の入り口は監視所と操業中の露天掘り鉱山があるわけで、ガードはちと固い。
山中に遺構は残っているのだろうか? と謎を残して終わります。
2013-10-23
美瑛 白金温泉
しばらく北の方に行ってないなぁと思い、探索系なら昭和炭鉱跡がベタだけど、ベタ過ぎるしどうも気が進まない。ちょっと疲れていたこともあって、温泉にしようと美瑛の白金温泉に行ってきました。というわけで写真は少ないです。
朝イチの高速バスで旭川、JRに乗り継いで10時過ぎに美瑛入り。そこから自転車を展開して11時過ぎに白金地区。
そして白金温泉エリアに入り、白ひげの滝の展望ポイントの橋の1つ下、「しろがね水路橋」より、青い川。
手前側は傾斜がそれほどでもなかったので降下して川面を。雪が降った後で、倒れた濡れ笹で滑りやすかったです。
ここで本日のお題。「白ひげの滝を下から撮れ」
普通は、展望ポイントの橋から見下ろすしかなく、ネットで検索しても大半がこのような絵だと思います。
これじゃ撮ってもツマラン。
で。下の正面から撮るのは不可能ではない。しろひげ水路橋の対岸部から下に降りられれば、そこから廃道のような平場があり、アプローチできるけど。「降りられれば」というのがミソで、傾斜は急であり、ズルっといくとイッちゃうよという危険箇所あり。安全に行くならロープが欲しい。少し降りてみたけど、「腹減って力入らないお」って戻ってきました。朝食が朝6時だったし。
上流側に移動して保養センターの脇に入ると、せせらぎ遊歩道というのがあります。そこを降りて丸太橋を渡ってから下流方向へ藪入りしていくと、川原に降りられました。先日の降雪で笹が倒れていたし。
というわけで、ミッション完了。引いた写真も出しときます。
あとは山の方に行ってみましたが、林道は雪があるし、ここから上は渓流のような感じで大した眺めでもなかったので引き返してきて。午後2時半から1時間ほど入浴。美瑛市街で4時半。すぐ暗くなりますねぇ。
朝イチの高速バスで旭川、JRに乗り継いで10時過ぎに美瑛入り。そこから自転車を展開して11時過ぎに白金地区。
何度も来ていますが、一眼ではまだ撮ってなかったので青い池いってみますか。 なんか、整備されすぎて、つまらない場所になってしまったなぁと。それに、この立ち枯れた木も腐ってきてるのか、野付半島のトドワラみたいに前より少し減ったような気が。写真は偏光フィルター付けて色温度変えてますけど、実際は薄泥のような色です。
そして白金温泉エリアに入り、白ひげの滝の展望ポイントの橋の1つ下、「しろがね水路橋」より、青い川。
手前側は傾斜がそれほどでもなかったので降下して川面を。雪が降った後で、倒れた濡れ笹で滑りやすかったです。
ここで本日のお題。「白ひげの滝を下から撮れ」
普通は、展望ポイントの橋から見下ろすしかなく、ネットで検索しても大半がこのような絵だと思います。
これじゃ撮ってもツマラン。
で。下の正面から撮るのは不可能ではない。しろひげ水路橋の対岸部から下に降りられれば、そこから廃道のような平場があり、アプローチできるけど。「降りられれば」というのがミソで、傾斜は急であり、ズルっといくとイッちゃうよという危険箇所あり。安全に行くならロープが欲しい。少し降りてみたけど、「腹減って力入らないお」って戻ってきました。朝食が朝6時だったし。
上流側に移動して保養センターの脇に入ると、せせらぎ遊歩道というのがあります。そこを降りて丸太橋を渡ってから下流方向へ藪入りしていくと、川原に降りられました。先日の降雪で笹が倒れていたし。
というわけで、ミッション完了。引いた写真も出しときます。
あとは山の方に行ってみましたが、林道は雪があるし、ここから上は渓流のような感じで大した眺めでもなかったので引き返してきて。午後2時半から1時間ほど入浴。美瑛市街で4時半。すぐ暗くなりますねぇ。
2013-10-16
比羅夫のとある水利施設
以前よりJRの車窓から気になる廃物件が見えてました。大曲トンネルの倶知安側出口、尻別川の岸にそれはある。車窓と同じ地点で撮るには線路沿いをしばらく行く必要があり、いくら運行本数が多くないとはいっても列車との遭遇は避けられず、通報される恐れがある。他のアプローチはないものか。それにまともな施設ならそこに至る道があったはず。
「とある水利施設」というのは別に隠しているわけではなく、調べてもよく分からなかったというだけです。かなり古いとは思う。
で、今年の春先に行ってみたわけです。 実は静狩鉱山の地形図を入手した帰りの寄り道。
比羅夫駅で降り、倶知安側へ線路沿いの砂利道を行くと、トンネル手前で道は尽きます。道が終わる少し前の斜面に取り付き、登っていくと廃道があるんですね。結果から先に言うと、比羅夫駅正面から始まってました。
建物の左手からジグザグとツヅラで上がる道の跡があります。しかしちょっと目立ちますし、途中は笹や倒木などかなり荒れているんで、廃道を行くにしても倶知安寄りから斜面に突入した方が時間短縮になるかなと。
そして廃道を進むと広場に出ます。もっとも夏場は背丈ほどの藪になるんで広場には見えないでしょうが。その広場入り口の左側に遺構があります。
降りてみます。他にも深そうな穴があるんで、季節を問わず要注意。積雪期に踏み抜くと致命的かもしれません。
と、この時はここで日没時間。ライトもなかったので大急ぎで駅まで戻りましたんで、広場の奥など何があるのかいまだ分かっていません。
それで今回、月曜に仕事を休みにして行ってきました。朝から出られず午後2時前着。次の列車までの2時間でケリをつけたいが・・。
イタドリは枯れてだいぶマシになったものの、背丈ほどの笹はしっかり健在。静狩の進入路を探った時に藪に入らなかったのは、熊と遭遇した時に最悪、藪の中での戦闘を強いられるわけでそれだけは避けたかったからだけども、ここは地理的にいないと考えていいんで迷わず突入。
笹の中を潜り泳ぐように斜面を登り、廃道へ到達。しかしそこも似たようなもの。倒木も面倒。で、30分以上藪こぎを続け、もう少しで”広場”のはずだったけれども、藪が猛烈なので方向も分からなくなりそうだし、足元もよく見えないし、これじゃ撮っても草木しか写らないんであきらめました。
何も収穫なしで撤退か・・と思って上を見ると送電線の塔が。となると作業用の通路があるはず。さらに藪こぎで登ると、刈り払いされた徒歩道に出ました。これをたどるとどこかで尻別川にぶつかるはず。
行ってみると尻別川の岸に降りられ、川原を進んでようやく当初の目標であった物件の背後に出ました。
もう少しだけ進める。これ以上は淵がね。奥にある城のような遺構に行きたいと思いません?
で、右を見ると、通路跡があるんだけど崩落して危険な状態。実は通販で買った登山靴が届いて1時間後に実戦投入したわけだけど(それを待ってて出遅れた)、乾いた岩でも結構滑るんですわ。安全に行くには一度上に上がってから向こう側に降りなきゃならない。いつもの安靴なら行けたかも。
これは左側。やはり向こう側から見てみたいけど、川はちょっと深くて渡れない。
そんなわけで、残念だけど引き返します。この地点に下りてくる廃道があったけれども同様の藪で、例の広場から伸びているものなら送電線のラインと交わるはずだけど全く気づかなかったので、まだまだ探る余地はあります。
これは送電線のライン上、川原に降りた地点から。そういや紅葉が始まってんだよなぁと。
帰りは送電線の作業道をそのまま進んでみました。すると畑に出たんでその端を回って道に出ましたが、作業道をそのまま行った方が駅に近かった。川に出るだけなら割と楽に行けるわけか。
続きは積雪期ということになりそうです。これは春先に行った時の比羅夫駅。
ちなみに今回、放置していたデスクトップパソコンのパーツを交換してWin7を入れて、写真ソフトをCS6+LightRoom5 にしましたんで写真の明るさや色調が今までと違うかと。暗く撮れた写真は今まではノイズだらけだったものがキレイに現像できたのは驚きました。慣れるまで少し時間がかかりそうです。
(追記)
カシミール3Dを使って1970年代の航空写真を出してみました。現在と様相は大して変わっていませんので、これで分かりやすくなるかと思います。青線の廃道ラインは写真からの推定です。
「とある水利施設」というのは別に隠しているわけではなく、調べてもよく分からなかったというだけです。かなり古いとは思う。
で、今年の春先に行ってみたわけです。 実は静狩鉱山の地形図を入手した帰りの寄り道。
比羅夫駅で降り、倶知安側へ線路沿いの砂利道を行くと、トンネル手前で道は尽きます。道が終わる少し前の斜面に取り付き、登っていくと廃道があるんですね。結果から先に言うと、比羅夫駅正面から始まってました。
建物の左手からジグザグとツヅラで上がる道の跡があります。しかしちょっと目立ちますし、途中は笹や倒木などかなり荒れているんで、廃道を行くにしても倶知安寄りから斜面に突入した方が時間短縮になるかなと。
そして廃道を進むと広場に出ます。もっとも夏場は背丈ほどの藪になるんで広場には見えないでしょうが。その広場入り口の左側に遺構があります。
降りてみます。他にも深そうな穴があるんで、季節を問わず要注意。積雪期に踏み抜くと致命的かもしれません。
と、この時はここで日没時間。ライトもなかったので大急ぎで駅まで戻りましたんで、広場の奥など何があるのかいまだ分かっていません。
それで今回、月曜に仕事を休みにして行ってきました。朝から出られず午後2時前着。次の列車までの2時間でケリをつけたいが・・。
イタドリは枯れてだいぶマシになったものの、背丈ほどの笹はしっかり健在。静狩の進入路を探った時に藪に入らなかったのは、熊と遭遇した時に最悪、藪の中での戦闘を強いられるわけでそれだけは避けたかったからだけども、ここは地理的にいないと考えていいんで迷わず突入。
笹の中を潜り泳ぐように斜面を登り、廃道へ到達。しかしそこも似たようなもの。倒木も面倒。で、30分以上藪こぎを続け、もう少しで”広場”のはずだったけれども、藪が猛烈なので方向も分からなくなりそうだし、足元もよく見えないし、これじゃ撮っても草木しか写らないんであきらめました。
何も収穫なしで撤退か・・と思って上を見ると送電線の塔が。となると作業用の通路があるはず。さらに藪こぎで登ると、刈り払いされた徒歩道に出ました。これをたどるとどこかで尻別川にぶつかるはず。
行ってみると尻別川の岸に降りられ、川原を進んでようやく当初の目標であった物件の背後に出ました。
もう少しだけ進める。これ以上は淵がね。奥にある城のような遺構に行きたいと思いません?
で、右を見ると、通路跡があるんだけど崩落して危険な状態。実は通販で買った登山靴が届いて1時間後に実戦投入したわけだけど(それを待ってて出遅れた)、乾いた岩でも結構滑るんですわ。安全に行くには一度上に上がってから向こう側に降りなきゃならない。いつもの安靴なら行けたかも。
これは左側。やはり向こう側から見てみたいけど、川はちょっと深くて渡れない。
そんなわけで、残念だけど引き返します。この地点に下りてくる廃道があったけれども同様の藪で、例の広場から伸びているものなら送電線のラインと交わるはずだけど全く気づかなかったので、まだまだ探る余地はあります。
これは送電線のライン上、川原に降りた地点から。そういや紅葉が始まってんだよなぁと。
帰りは送電線の作業道をそのまま進んでみました。すると畑に出たんでその端を回って道に出ましたが、作業道をそのまま行った方が駅に近かった。川に出るだけなら割と楽に行けるわけか。
続きは積雪期ということになりそうです。これは春先に行った時の比羅夫駅。
ちなみに今回、放置していたデスクトップパソコンのパーツを交換してWin7を入れて、写真ソフトをCS6+LightRoom5 にしましたんで写真の明るさや色調が今までと違うかと。暗く撮れた写真は今まではノイズだらけだったものがキレイに現像できたのは驚きました。慣れるまで少し時間がかかりそうです。
(追記)
カシミール3Dを使って1970年代の航空写真を出してみました。現在と様相は大して変わっていませんので、これで分かりやすくなるかと思います。青線の廃道ラインは写真からの推定です。
2013-10-09
夕張市街散策
いろいろバタバタしてまして、遠征を考えていたのに仕事が入ったり天気が悪くなったりなどで日帰りしかできなくなり、朝早く出ることもできずに札幌駅朝9時発。北広島まで移動してそこから自転車で夕張まで往復してきました。
夕張には正午着。シューパロの水位をチェックしたかったけど、時間的に厳しいので清水沢方面には行かずに夕張市街のみです。こうなったら脇道に入り込んでマイナースポットでも探すかなと。
踏切の背後に夕張鉄道の跡(のサイクリングロード跡)
夕張鉄道のホームが残っていたとは。
で、そのままちょっと山に入り、新アイテムのテスト。100円ショップで買った音だけのピストル。点火が不要で8連発までできるので、ポケットに入れといて自転車で走りながらでも使える。これとロケット花火を組み合わせるか。
割とオープンな私でもコレに関しては詳細が言えないのは察してほしい。流れは下にあって下に吸い込まれてるが、塞・・おっと誰か来たようだ。
時は午後3時40分。日没まで時間が無いので、そのまま帰ってきました。疲れが出て走れなくなるので夕鹿の湯には入らず、長沼温泉まで行ってから一休み。
夕張には正午着。シューパロの水位をチェックしたかったけど、時間的に厳しいので清水沢方面には行かずに夕張市街のみです。こうなったら脇道に入り込んでマイナースポットでも探すかなと。
踏切の背後に夕張鉄道の跡(のサイクリングロード跡)
夕張鉄道のホームが残っていたとは。
で、そのままちょっと山に入り、新アイテムのテスト。100円ショップで買った音だけのピストル。点火が不要で8連発までできるので、ポケットに入れといて自転車で走りながらでも使える。これとロケット花火を組み合わせるか。
割とオープンな私でもコレに関しては詳細が言えないのは察してほしい。流れは下にあって下に吸い込まれてるが、塞・・おっと誰か来たようだ。
時は午後3時40分。日没まで時間が無いので、そのまま帰ってきました。疲れが出て走れなくなるので夕鹿の湯には入らず、長沼温泉まで行ってから一休み。