2013-03-16

国道212古道 大石峠隧道

観光ネタばかり続いたので、順序を変えて探索ネタを先に出します。
その筋の方にとっては非常に有名な物件で、便宜上、国道212と銘打ちましたが正確にはそうではなく、旧国道であった大分県道720の石畳旧道・伏木峠の抜け道的な役割を果たしていた明治16(1883)竣工の隧道。現在の国道212奥耶馬トンネルの上にあります。

先に伏木の石畳道へと思い伏木公園に車を止めましたら、伏木峠の石畳について書いてある看板が公園内にありまして、そこから林道が山へと延びていたので、 方角が違うと思いながらももしかしてと山に入って登ってしまい、大幅に時間をロス。その後、県道720で交互通行していた作業員の方に聞いて、国道に石畳道の案内看板があるというので車を走らせてみましたら、ガードレールがずっと続いて車を入れるどころか止めることさえできない状況で素通り。あきらめまして時間だけが過ぎてしまい。ちょっと焦りがありました。


写真で見ると分かりませんが、非常に大きいのです。その大きさのナゾの一端が後ほど明らかに。
中はコンクリートの吹き付けすらなく、まっさらの素掘り。内部の高さ半分は土砂でまんべんなく埋まってます。
反対側に出ました。少し離れてみます。
そしてまた中を通って戻ったのですが、感覚的に「ココはヤバイ」と感じ、静かに急いで抜けようとしました。もう少しで出るという所でザーッと横の壁が崩れてきて冷や汗。そう、この隧道の高さと幅の秘密は、崩れやすくてその土砂をたびたび取り除いていたために、明治からの長い間に穴が自然に広がったのだと思います。
交通が途絶えて管理されることもなくなり、いつかは消滅してしまうんでしょうね。

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