2012-12-21

洞爺湖有珠山ジオパーク 西口火口散策路

今週も18切符で。当初の目的地は伊達市の大滝区だったのですが、手持ちの時刻表が微妙に古くなってて大失敗。南千歳駅で後続の普通列車に乗り換え、と思ったら来なくて「??」と。途中駅の時刻が変わってて接続しなくなってたのでした。
次の苫小牧方面は2時間後ということで札幌まで戻る電車に乗りながら別の候補地を検討。他の方面へ遠出するには出遅れた状態だと分かったので、時刻表を買ってからまた千歳行きの快速エアポートへ。結局、昼の12時半に洞爺駅に到着しました。

徒歩で目指したのは、洞爺湖へ向かう山越え部分にある西口火口散策路。町道と国道230号が並んで走っていたのですが噴火で火口ができて2つとも寸断消滅しました。散策路は町道の歩道部分を一部利用して作られてます。

現在の町道から外れて西口火口へ向かう道は除雪されておらず、少し積もった雪をズボズボ踏みながら進んでいきます。今回はスノーシューは無し。これはちょうど散策路スタート地点にある幼稚園の残骸と洞爺の市街。火山弾の雨あられ直撃でボロボロです。
前夜からまとまった雪が降ってしまったので細かい見所が雪に埋もれてしまい、あまり見栄えするものがありません。まあ、軽い偵察という位置づけで何か良さげなものがあれば夏場に再訪してじっくりと撮ればいいかと思ったわけで。
これは菓子工場だったっけか。地面の隆起でぐんにゃりと。
 少し先に国道230号の残骸である標識が見えます。このすぐ左手に火口ができて国道は跡形もありません。この辺は70mほど隆起したそうで、町道跡のはずなんですが山になってしまってまして現在は展望台が設けられてます。
当サイトの趣旨としましてはこの廃道に突入したいところではありますが、現在も噴煙が上がっている箇所もある国立公園内のジオパークの立ち入り禁止区域内で人目もあり、さすがに・・というわけです。RoadJapanさんのように公式に許可を取って堂々と入るって手もありますが、今回ざっと見た感じではそこまでして撮りたいトコじゃないかなというところ。
さて。
真ん中上方にチラリと写る黄色いものは取り残された重機。蒸気の上がる黒い斜面には寸断された水道管も見えます。

これは散策路である町道脇の残骸。
割とあっという間に散策路は終わって北側駐車場より国道230号跡を。本来は緩やかな下りの道でしたが噴火の隆起で上り坂になってしまいました。

 ここからは普通に道路を歩いて洞爺湖へと。途中にもこんな残骸が。
洞爺湖が見えてきました。
温泉街にもジオパークがあります。これは公営温泉跡と、背後に見えるのが団地ですね。
温泉街には午後2時半に到着。大和旅館で日帰り入浴でもと思いましたが配管清掃の日ということでお休み。大きいホテルは湯が薄かったりして好きじゃないんで、温泉には入らずに午後3時過ぎのバスで洞爺駅に戻りました。
この日は道央圏の天気が荒れてJRのダイヤも乱れてたんで、大事をとってそのまま帰りましたが、サラリーマンの帰宅時間帯と重なると一気に現実に引き戻されますねぇ。

0 件のコメント:

コメントを投稿