2021-05-01

早来鉄道廃線跡の道が復活

早来鉄道(軌道)について簡単に説明しますと、明治37年に早来~厚真間の三井物産の貨物専用馬車軌道として開業し、その後、早来軌道となって一般貨客営業を開始、そして幌内まで延伸したりガソリン機関車の導入などするも、昭和26年に全線廃止、あつまバスとなります。

路線図は、「鉄道歴史地図」のページからのコピペです。

早来~厚真間の廃線跡は林道として残っていたものの、2018年の北海道胆振東部地震で山ごと崩落し、もう失われたのかと思われましたが、元のルートで復旧しました。以前の様子は「早来鉄道廃線跡を訪ねて - 減速進行」のサイトに出ています。

まず、被災後に厚真側から入った時の模様から。
厚真高校の前で右の分岐に入ってすぐコレです。かつては森の中を抜ける緩やかな道でしたが、鉄道跡の面影もないくらい波打っています。




峠を目前にして、道が埋まったのではなくて、地盤ごとズレ落ちる地滑りですね。 これを見せられると、もうダメかと思われました。


 それでは、今回改めて、早来側から廃線跡林道をたどってみる事にしましょう。




碍子の付いた電柱ですが、当時のものではないと思います。



中土場停車場。


中土場のすぐ外れですが、大規模な崩落の跡。道も作り直し。


峠停車場。ここも無事でした。


碑は昭和40年なので馬車軌道とは関係ないですね。

緩やかな下りに入ります。


ここですね。前記の大規模な崩落地点は。盛り土で道を作り直し。


厚真側も殺風景にスッキリしました。エヴァに出てきた墓標シーンのよう。



というわけで、現在では通り抜け可能です。

0 件のコメント:

コメントを投稿