2018-05-25

三菱美唄を再訪

我路も含めて何度も来ているわけですが、今回は気楽にいきたいという事で、ぶらっと散策してきました。何か少しでも新しい発見があればいいなと。

2016年9月の「美唄 郷土資料館と三菱美唄・滝の沢坑」の記事で林道を横切る鉱山軌道跡の話を出しましたが、斜面を登って隧道の坑口を確認。人為的に埋められていますね。他の探索者の足跡もありました。

これは我路の露天掘りのすぐ横の地点。

常盤台に行って森林公園の裏山を回る住宅街跡の林道の方へ。これはコンクリートを使ってるんで人工物ですが、何でしょうね。対になってないから門柱ではないし。道から分岐する朽ちたゲートがいくつかあって、何かはあるんでしょうが熊などリスキーなので今回はパスしました。

道道脇ですが、建物があったのか完全な天然岩盤ではなく少し削った形跡がありますね。

森林公園の先のホッパー。

これは上のホッパーの近くの対岸ですが、何やらあるので行ってみました。今まで気づかなかった。

排水施設の跡でしょうね。人が入る建物って感じじゃありません。


森林公園の奥側の端の坑口です。




我路に戻って、我路から川沿いに進む徒歩廃道に少し入ってみたり。我路神社はまだ荒れていませんね。額の装飾は往時の華やかさを物語っています。



本当は道道を奥の方まで行ってみたかったんですが、東美唄トンネルの絶賛工事中で、常盤台の辺りに開削された残土置き場から多数のダンプが行き交っていて、通行止めではないけど面倒だし土埃もひどいので引き返しました。道路は古く狭いままなのでトンネルが開通してもすぐには供用されないでしょうね。測量はしてましたが何年先になるやら。

2018-05-09

万字炭山 坑口と遺構

俗に万字炭山の遺構というと、万字炭山駅跡や森林公園の辺りを思い浮かべるかと思いますが、今回の記事は二見町側に少し移動した坑口と施設群の遺構です。

アプローチは、覆道の夕張側出口の近くに川の方へ降りる廃道があります。ただ、入り口付近がちょっと笹があるので、道道を少し行った辺りで斜面降下する方が楽かもしれません。

廃道を降りるとこんな感じで、細長く奥行きのある敷地です。

その左手に半地下の土台。中は物置のような感じで空洞です。


そこから少し行った遺構。

上の写真でも見えてますが、給水塔とシックナーかな。

川にレンガの壁が落ちています。

新鮮なクマの足跡。進行方向に逃げたようですが、(今の時期は)割と見通しのいい空間なので、そのまま進みました。


 大坑道坑口とあります。


その先にももう1つ。



ここが一番奥の遺構です。




オマケですが、さらに道道を夕張方面に進むと道路の下に変電所の遺構があります。道路の向かいの山上に巨大な鉄塔が立ってました。



2018-05-03

赤平をざっと回ってみた

上砂川パンケの湯に泊まった翌日、あちこち寄り道しながら赤平に向かいました。赤平はそんなにハードな探索対象がないだろうからいつでも行けそうな気がしてて、何度も通過したままになってました。
赤平の炭鉱は複数の地域に散らばっているので、今回はざっと回って全体の感じを把握したいというのが目的で、予備知識は入れずに自分の感覚を主体に。 その方が楽しい。

途中のロマン座では、スケッチブックを持った子供たちが引率されて来ていました。


そしてまず向かったのは、ココ。下調べはしていないので詳細不明。

で、残雪があったのでゲートを越えてすぐに自転車を置いていったんですが、間もなく崩落で道が途絶。

周辺には平場はあっても遺構は無かったんですが、川の中にそれらしきものがありますね。

このように寸断されていますが、右手100mほどですぐにこの谷間がなくなって普通の川になるので、回り込んで渡渉できない事もない。

また、ゲート直後に分岐する桂川林道(だったか?)の方を奥まで行くと合流すると後で分かったので、割としっかりした道だった林道経由で行く手はありますね。今回はざっと見て回るのが目的だったので、時間を食う突入は避けて次に向かいます。

次の目標はコレ。

これも下調べなど無いので、この道だろうと林道を進んでいきますと。これが炭鉱施設跡ですな。大谷沢炭鉱。そんなに広くはありません。


これは扇風機の設備があったとか何とか。



それで、旧版地形図にある対岸の炭鉱軌道跡ですが、その1つはコレだと思います。下の写真の対岸真ん中に廃道が続いています。橋は全て消失しているので、渡渉しかないですね。「北の細道」さんのサイトでこの先を探索した記録がありました。

これくらいにして、さらに林道を奥へ行きますと、発破で人工ダイヤを作る施設が。林道自体は立入禁止ではありません。現在は使っていないのか、フェンスの下に獣が穴を掘って通った跡があったり。


さらに道を進むと、小さい畑と小屋がありましたが、ピンときて道路向かいの写真左手の斜面に少し入りましたら、時代の違う構築物が。

小屋ができる前に、何かがあったという事ではないかと思います。

この奥は奥大谷沢林道となって分岐しまして、地形図を見るとUターンする形で炭鉱軌道跡のある付近に行けそうな感じですが、今回はここで打ち切って次に行きます。

有名な市街地の立坑跡はイベントの時に公開しますけど、大勢で同じものを撮るのは私の趣味じゃないので(笑)、知っててもパスして一度も行っていません。今回もこれだけ。

その裏手の積み出し関係の遺構ですかね。

そしてズリ山階段の所にある遺構。

ここのベンチで遅めの昼食をとっていましたら、雨とともに強風で自転車が倒れたので、(予報では午後から雨)潮時だなと打ち切りとして滝川まで走り、自転車を畳んで高速バスで帰りました。