前回の記事でニニウに行ったわけですが、まずは道道136に寄り道します。いずれは踏破したいと思っていたので少しでも偵察しておかないとと。
この青看板で右折。
現在は入り口でゲートが閉じてるんですね。突入します。
荒れているとまでは言えませんが、下手な林道より状態は良くないかも。車の通行跡はありますし川沿いで新しい護岸の跡もありますんで、最低限の保守を続けているという感じです。
道道111の時も思いましたが、未開通の道なのにどうやって距離を測っているんでしょうかね。
この36kmの標識を過ぎた所で引き返しを決断しました。順調に進んではいたんですが、GPSの表示では未開通地点まで距離がありますし、対クマ装備が音ピストルしか無いのと、水や食料もほとんど無し。調子に乗って深入りした時こそ危ない。
道道610まで戻りまして、そのまま福山地区まで南下して、さらに太平洋側まで行けるかな?と。富内の手前で崩落不通のまま放置されてるのは知ってましたが、5年前に突破していたので崩落がそこだけだったら何とかなるかなとね。
で、すぐに通行止め。
さらにゲート。見るからにこの先は荒れてきてますね。
その200~300mくらい先でしょうかね。大規模な崩落。自転車を置いて状況を調べます。
これが崩落土砂の中央から河原を望んだもの。道道610ほぼ全域に渡ってそうですが、砂礫の地質でボロボロと非常に崩れやすく、足元が流されがちです。
徒歩であれば何とか突破は可能だが。多数の倒木と数メートルの高さの脆い土砂を越えて自転車を通すとなると慎重さも求められ、 最低でも30分はみなきゃいけない。時刻は午後1時か・・。
崩落がここだけという保証もないので、占冠駅までの撤退を決断。この辺は熊の巣ですし、富内までの踏破に失敗すれば自販機しかない福山地区で日没を迎える事にもなりかねない。
路上にクワガタ発見。
それで、福山地区を越えて富内のすぐ手前での崩落ですが、2012年に踏破した時の様子です。あれから復旧されていないので、現在はさらに荒廃が進んでいると思われます。
困っている地元民もいるそうですが、お役所の大人の事情というやつだそうです(他ブログ談)。他の道道でも、大した事ない斜面整備などを繰り返して地元の土建業者に予算を落とすだけでいつまでも開通はさせないというのがいくつもありますね。
崩落地の落差が激しく、自転車の引き上げが面倒でした。今はどうなっていることやら。
追記ですが、後日に富内側から通行止ゲートまで行ってみました。夕暮れで時間もなかったので崩落地点までは行けませんでした。
2012年の時はこの辺は道路としてちゃんとキレイなものでした。無理に富内までの踏破を考えなくて正解だったと思います。道道として指定されていながら全く手を付けないものなんですね。