自然歩道を登って行って、上の尾根ラインに出てから下の方を見ると、道のような白い横帯が見える。
高低差が接近してから行ってみると、明確な道の跡とは言えず、しかしこの辺の木は小木ばかりで当時は刈られた空間のようだが。いまいち確証に乏しい。
自然歩道脇のリフト。鉱山の索道をスキー用に再利用したとかいう説もあるが、これも確証はない。
昔からWebにも上がっているけど、自然歩道を挟んだ向こうにあるドラム缶。周辺に他の人工物はない。
で、今回の目標。この万能沢坑の上にある444mの三角点を経由して降りる道を確定させたい。

入口は自然歩道脇のこの古いポールの辺りなのだけど、それっぽい雰囲気は全くない。
しかし、10mほど入ると背の高い切り株が数本ある空間がある。

そこからGPSの地図画像を見ながら尾根の突端方向を目指すと、道がハッキリしてきた。手前の小木にうっすらピンクテープがある。
その途中、道を真横に横切るように塹壕のような大きな溝が掘られている。
これは岩が割れたものではなく、石垣でしょう。
ここもそう。まあ人工的な建築物がないんで確証はないんだけども。
さらに進む。ここも道が明確。
そして、このピンクテープの位置が444m三角点のようだ。この写真左奥に小さい看板とピンクが見える。
写真右下のピンクのプラ板は途中の木にも2つほどあった。劣化しにくいようにテープの代わりに付けたのだろう。
これが尾根の先端方向で人工物はまだ見えないのだけど、私は勘違いしていた。古地図では三角点から左側に折れて谷に向かわねばならないのに、尾根を見ていたというわけ。どうりで道が見えないわけだ。
この時点で午後2時45分。吹雪で視界も良くないし、日没までの時間的に限界ライン。自然歩道を横切ってリフト沿いに斜面を降りてスキー場の車道へ向かう。深い笹が雪で完全に倒れてなくて、足に絡まって何度も雪の中に転倒した。
軽川沿いの旧道経由で安全確実に下山。手稲駅でちょうど真っ暗という絶妙なタイミング。
しかし、万能沢坑は割と斜度のある山中で深雪期は危険だし、かといって雪のない時期は藪で進みにくい。どうしたものか。
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