2023-10-01

サイクリング 穂別・長和

今回はカーボン化&前後ともに油圧ディスクブレーキにした3代目の探索用自転車の本格的な実戦テストに、どこに行こうかと。
JR1日散歩切符でとりあえず滝川行に乗ったものの思い直してエアポートに乗り、定刻より20分遅れで新夕張に12時半到着。
楓地区からトンネルまでの登りは急いでないので自転車を押して歩きました。下りに入っても交通量もあるし見落としたものがないようにスピードを落として。
すると、国道脇にちょっとした藪空間があり、ピンときて自転車を入れていく。斜面手前に自転車を置いて見ると、笹を刈り払いながら踏み分け道ができている。一段上がると藪や木はあるものの長屋でもあったような平場が続き、斜面を上がるジグザグ廃道も。そして、地中に埋まった直径10㎝ほどの鉄パイプ発見。人跡は確定で、この上に排水が生じる何らかの建物があったということ。
しかし、ココであまり時間を使えなかったし、これ以上の大規模な遺構があるとは思えなかったので撤退。帰宅して旧版地形図 紅葉山 S33測量S44-3-30発行 を見ると。


コレで間違いない。私が見つけたのは集落の方で、川の対岸の方にも広がっていたのか。坑口の方は国道とは完全に切り離されて現在の地形図に道の痕跡がない。大和炭鉱だそうだ。稲里炭鉱というとキウスの方に別にあるらしい。検索するともうちょっと情報が出ます。

で。まず本来の目的は。かつて夕張と穂別を結んでいた、久留喜地区を通る大峠の廃道。その穂別側の入り口がコレで上記の地図の下部に太点線で描かれている。序盤からすでにヤバい。


200mも行かないうちに封鎖。


地震は5年前だが、この辺は放置されたままということ。監視カメラとかいうけど、電線もないし車も入れないのでメンテしてるとは思えない。


さらに200mいかないうちに。踏み分け道は鹿によるものだ。自転車は置いていく。


そのすぐ先。渡渉自体は簡単だが、この調子ではまともに進めない。調査の木杭があるが、いつになることやら。上の尾根ラインまでは穂別側から他にルートがあるので、接近する可能性はあるが、古道としての追跡となると、かなり難しいのではと。とりあえず撤退。


しばらく走って穂別ダムの長和地区へ。かつては農業集落で学校もあった。


神社はまだ刈り払い管理されている。




前回来たのは先代の自転車で道道610を富内まで完抜した時だから相当前だが、奥地の新登川まで来た。以前あった民家が完全消滅して炭鉱遺構も少し減ったような。







商店跡だそうだ。

手早く戻って穂別方面への道道交差点で午後4時過ぎ。樹海温泉に入ってる余裕はないのでひたすら走り、穂別市街に4時50分。バスが5時40分なので、30分だけほべつの湯に入浴。520円。樹海温泉からの運び湯を循環だそうだ。


近くのスーパーでパンとコーヒーを買って真っ暗になったバス停で待つ。定刻より遅れてくると焦るね。何か間違ったんじゃないのかと。ちょうどJR一日散歩切符のキャンペーンで無料で乗れる最終日。他にも1人、一日散歩切符らしき乗客がいた。

ま、自転車の実戦テストでしたが、良い感じに仕上がったんじゃないのかと。

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