2019-05-25

愛媛 下灘駅と道後温泉

枚数が半端なので2箇所をまとめて出します。
しまなみ海道を出てすぐにJRを乗り継いで18:37に下灘駅に到着。降りてすぐに撮影をと思いましたら、すでにズラッと三脚が並んでいて一瞬頭が空白になりました。とりあえず撮れる所でシャッターを切ったので、車両が写っているものは仕方のないポジションとアングルです。設定を変えるヒマも無かったので暗くてノイズのってるし。

有名になったとはいえ、秘境駅と言われた所にこれほど人が来ているとはね。車で来ている人もそこそこいます。三脚組はそうすぐに位置を変えられないので、列車が行った後は割とマイペースで撮れました。








 駅前にはワゴン車のコーヒースタンドがありましたが、駅から出た時には閉店でした。





19:35 の電車で松山に向かい、次は道後温泉です。
行きは自転車を畳んだまま路面電車で向かいましたが、帰りは自転車で宿へと。
これは道後温泉駅。




本来はこの入口なんですが、ちょうど改装工事中で建物横の入り口から。しかも休憩室が使えず、脱衣場のみ。




ざっとこんな感じでした。

2019-05-16

古平 稲倉石鉱山

軽くサイクリングのつもりで来てみたら探索してしまいました。
昼から出て余市駅から自転車で、古平で午後2時半、道道の舗装路終点で3時過ぎという感じです。



舗装路終点付近の滝の沢橋ですが、隣に旧道の橋の跡が。

橋の真下が滝なので、上から撮影。

林道に入っていき、途中から自転車を押して歩きました。橋の根元が崩落半壊している箇所があり、そこに通行止のバリケード。林道に入る直前に青パトランプを付けた車が下りてきましたが、どこまで管理されているのか。

その先から遺構がちらほら出てきます。まずは古い木の電柱。




左手にコンクリートの擁壁のようなものがありますが、中が水路になってます。そしてこの前後に2つの選鉱場と思しき遺構が。

 まず擁壁手前の遺構。道の脇なのに行きは気づかず通り過ぎて帰りに撮影。

2段目に横に3つ穴が並んでいて、寄って撮りたいと思いましたが、この手前が川で、すぐに渡渉して上がれる感じではなかったので、時間的にも断念しました。

そして擁壁の後に現れる2つ目の選鉱場。こちらの方が大きいかな。






上の方は3段はある感じでしたが、時間がもう4時になるところで深入りしても大差ないかと思って手前だけです。



そして採掘エリアに到着です。



橋は決壊消失していて、右の斜面を上がってみます。


少し進んでみましたが、これ以上は無さそうなので引き返します。 時間をかけていられない。


 人の営みの痕跡。




午後4時10分に撤収で、帰りは自転車に乗ったまま楽に戻れました。古平に5時過ぎ、余市駅に6時過ぎでした。

2019-05-08

住友奈井江 爾波山の探索

住友奈井江炭鉱の跡に関しては、ゴルフ場になって消えてしまった、というのが”定説”になっており、ざっと検索した限りではせいぜい爾波山の入り口の遺構を載せたものがあるくらい。それに一石を投じてみるのが今回の記事。

まずは旧版地形図「砂川」昭和43年修正測量・昭和45年発行より。今回のターゲットは大きく3カ所。下部にもう1つありますが、アプローチするルートに見当もつかないので放置(笑)。

そして今回のログ。

まず旧版1について探索します。現在の爾波山周回道路から廃道に入ると、このような感じに。左手が川です。この先、砂防ダムがいくつもありますが、左岸側がなだらかになっていてさほど苦労せずに遡行できます。これが炭鉱軌道跡なのではと。

そしてログA地点。対岸に大きな陥没。写真のすぐ上にも隠れた陥没があります。これは坑道の崩落によるものだと思います。


その先、ログのB地点。川沿いには石炭がちらほら落ちていましたが、ここは一面に落ちています。さらにこの崩落はほとんど石炭で、大きな塊も。持ち帰れるかなと思ったら、触っただけで崩れました。


この先から急に谷がキツくなってくる感じなのと、崖上の周回道路側には施設跡のようなものはなかったので、これはズリや採炭を落としたものではなく、坑口が潰れたものではないかと思います。旧版地形図ではもっと先の感じもしますが、運炭路があるように思えない。

入り口まで戻ってきて、周回道路の裏側に施設跡の遺構。これが他のブログにもあるものですね。




これは要らなくなったU字コンクリを並べたものではないかと。

道路際にあった土台。

それでは周回道路を回りながら遺構を探していきます。


ログC地点。入り口のない施設跡。作りが奔別の林道分岐にあったものに似ているので、鉱水関係ではないかと。

そしてログD地点。ここは旧版2の地点にも相当します。またも陥没で周回道路沿い。


その付近に短い廃道があり、そこに遺構跡が。

それでは旧版3地点の探索を。ログE地点。この先はグラウンドのような平地です。

そして廃道を少し入ってログF地点。

遺構を撤去した残骸と思われます。さらに斜面を上がる廃道もありましたが、これ以上は見るべきものはないだろうと入らず。


ログG地点。一面アスファルトです。この先の行き止まりは川でもないのに砂防ダムの連続。

というわけで、爾波山の探索でした。