2013-12-29

函館山・千畳敷要塞跡

高速バスで午後1時半に函館に着いて、夜景までには間があるので市電で谷地頭に向かい、そこから登山道の七曲りルートで上がります。その主目的は、地図の空白地帯である函館山西側の寒川村の跡へ行く3つのロープ降下ルートのうち最もポピュラーなルートがまだ未発見だったので位置を確定しておくこと。

で、そのついでに千畳敷の要塞跡に寄りました。







千畳敷から牛の背山にかけて点々と遺構がありますが、その中に紛れるように、ありました。立ち入り禁止の看板が逆に目印になってますね。割と人が入ってるようで、雪の中にしっかりと踏み跡が。




日没も迫っているので、あそこに降下するのはまたいつの日か。

2013-12-25

函館クリスマスファンタジー

函館山での千畳敷要塞跡を撮ってからそのまま展望台の方へ移動。日没まで待ちました。中国人などの観光客で溢れていて、まともにはとても三脚立てて落ち着いて撮影できず、かなり時間をロスしましたが、ほとんど誰も来ない撮影ポイントを見つけることができ、何とか夜景を撮れました。



すっかり体も冷えて疲れも出てきたので、下りは普通にロープウェーで。行程は考えていませんでしたが、適当に歩いて目ぼしいものを撮っていきました。



そしてベイエリアまで徒歩で移動。メインの巨大クリスマスツリーです。





この後は湯の川温泉まで市電で移動し、温泉に浸かってから夜行バスで帰りました。

2013-12-04

幌内炭鉱景観公園

JR18切符シーズンの直前ということで遠出を先延ばしにして、三笠の幌内炭鉱景観公園へ散歩でもと。着いたのは午後2時半で時間もありませんでしたが、散歩と言うには少しハードでした。

バスで三笠まで行き、そこから歩きます。


ここにはもう何度も来ていますが、まだ行ってなかったズリ山へ向かいます。

 
2ヶ所ほど煙が出ている場所がありました。いまだに中で燃えてるんですね。鹿2頭と狐がいました。


戻ってくると日没までもう間がなくて、急ぎ足で回ります。







ここまで雪があるとは思ってなくて、靴に雪が入ってすっかり足が冷えてしまいました。この辺はもうスノーシューのコンディションです。

2013-11-27

静狩鉱山ファイナル探索

これを逃したら年内はもう無理だろうと思い、22日の夜に特急で東室蘭入り。ネットカフェに泊まって午前5時50分の始発で静狩駅に7時半。今回は自転車は持参しなかったので徒歩で向かいます。










地点A:
旧国道の入り口は簡易ゲートが置かれていましたが、倒木1つと路肩が崩れかかっていたんでそのためでしょう。以前にあった巨大土管は撤去されてましたね。採石場跡から急に道が荒れていました。序盤、GPSルートが道から外れていますが機械の誤差です。

地点B:
以前の私とはちょっと違うよと、何ら臆することなく「強行偵察編」で行った施設跡&坑口へ直行。入り口の藪は人が入った形跡がありました。ここの記事も数十のアクセスがあったので、後追いで行ったのでしょう。
坑口の1つはちょうどログの突端で藪に隠れています。そこから斜面に沿って斜め左に後退する途中にもう1つ。



地点C:
谷間に沿って登っていきますが結構な傾斜。少数の獣が行き来している形跡あり。掌より小さめの足跡が少しあったものの、足跡が滑っていて鹿だとは断定できず。春に進入路を探った時に周回林道に1ヶ所だけ、熊の足跡と糞がありましたが小熊レベルだったんで、出てもその程度なのだろうと、遭遇した瞬間に斬る方針でマチェット(剣)を常に片手に持ったまま進む。

地点D:
家1軒分ほどの平場と土盛り台座があり、谷はここで少し方向を変える。リフトやケーブルカー並の傾斜なので巻き上げ施設の中継点があったのではないかと推測。
そしてここで谷間のラインに異変が見られ、そのまま山上まで続く。この穴の写真は足元を写したものです。穴の奥は土ではなく岩が重なったような感じで、拳ほどの空間が奥へ。
これは、坑道が崩落してできた陥没ではないかと。谷間の部分が一番低いですからね。とすると、谷のラインを行けば最悪の場合、踏み抜いて中に落ちて生き埋めになる可能性がある。念のためここから先は、谷底から少しズレた斜面上を登ることにしました。

地点E:
新たな坑口を発見。そこそこ口もしっかり開いてますが、先を急ぐのでこのまま坑口の上を通って進むことに。中の探索は某氏のグループに任せるとしましょう。私はもう二度とこんなとこ行きたくない(ぉぃ)。
谷の不自然な陥没もこの先どんどん増えていきます。雨上がりで直径数~10mほどのそこそこの深さの陥没なのに、どれも水がたまってないんですよ。傾斜のある谷なんだから長期的には水流で斜面も真っ直ぐになっていっていいはずなのに。

地点F:
もうすぐ山上の台地かなというところですが、急斜面に笹の劇藪。さらに陥没の連続(写真手前も陥没)で、そうそうスムーズには進めません。藪にからまれて眼鏡まで外れたり。

地点G:
山上に落ち着いたはずなのに、そこは笹の激藪で視界のない世界。たまらず、かすかに笹の踏み倒されたラインを行ってみると数メートル四方に笹が倒された空間。それが3つくらいはあったような。GPSルートが乱れているのは、進んですぐに笹や木が絡まって動けなくなるので真っ直ぐ進めなかったからです。靴紐もほどけていたので(スパッツ持ってこなかった)、その空間で警戒しつつ体勢を立て直す。
本来は山上を縦横に調べるべきでしょうが(特に南西部)、視界が無いし動けないんじゃ仕方ない。北の周回林道へ脱出を図ります。地形図にあるこのG地点の横方向の谷間は開削された鉱山道じゃないかと思ってましたが道と言える姿じゃないですね。ボッコボコ陥没してて。

地点H:
周回林道も近いというのに陥没はまだまだ。この写真の手前と少し先に大きな陥没。そうした陥没の間の境界を進んだり。藪や木が薄くなった所はありましたが、明らかな廃道のラインというのは確認できませんでした。

地点I:
周回林道に出て身辺を整える。カメラも泥が付き、レンズを拭く布も濡れてしまってます。それで余計に枚数が減ったのでした。探索結果に呆然としながらゆったりと林道を歩いてゆく。

地点J:
この辺にも坑道群があったのに何か無いのか? と再び激藪に入っていくもやはり視界が得られない。斜面まで登って少し見えた所では山の景色しか。

地点K:
廃道が分岐していたので入ってみた。特に何も無く、再び林道へ。

地点L:
静狩峠のこの地点Lへの道だけ、春先とは違って新しく整備されてました。廃道と斜面に植林されてましたが、施設跡とか坑口の類は見当たらず。

地点M:
旧国道を少し進んでから川へ降りる分岐へ(旧道はこの先荒れていて進みにくい)。早く抜けたかったので。国道に通じていると思ったら川までだったので最後は藪こぎで強引に脱出。

地点N:
国道から斜面を降りて輸車路へ。今回はヘルメットやロープなども一式持ってきたけど、周りに確保を取るしっかりした木が無かったのと、坑口のヒビ具合が微妙なんで、単独での突入はやめました。中の様子は他のグループが調べてくれましたしね。

最後に、今回のGPSログデータを。フリーソフトの「カシミール3D」で使えるGDBファイルです。2本のログをzip圧縮してあり、前半は周回林道まで、後半はその後のグダグダです。お好きに料理して下さい。

それではこれにて、後に続く探索者へバトンを渡します。 「ご安全に」

2013-11-21

ウトナイ砂丘

天気予報的に行き場がないなとは思っていたのですが、見事に寝坊してさらにドハマリ。最近、National Geographic に登録したんで、近場でそれっぽい絵が撮れそうな所はということで苫小牧のウトナイ湖をチョイス。そして昼12時過ぎに出て駅に着いた瞬間、
【悲報】 人身事故発生、JR全面ストップ
高速バスにも乗り遅れ、次の便で苫小牧のウトナイ団地で下車して自転車を展開。車輪を換えた関係でブレーキ位置もその場で微調整したりで、ウトナイ湖の裏手の現地に着くと日没まで間がありません。


足跡は私の他は鹿ですね。公園のように見えますが遊歩道の類はなく、林の中に入っていくと急に開けるような感じです。砂地の上に苔の世界。





ちょっと時期が悪いですね。緑とか紅葉の時期ならもっといい感じだったと思うのですが。それに、日没が迫って時間がなかったので、どこを撮るか落ち着いて考えられず適当に。


植苗駅に着くとちょうど真っ暗で、一息入れるかと自転車を畳んだところでスピーカーからアナウンス。
【悲報】 人身事故の影響で列車が運休、次の便も未定
ただでさえ全ての列車が止まるわけではない無人駅。自転車を再び出して走るしかない。国道36は車の流れが速い上に路肩も狭い所があるんで、自転車にはあまり優しくない。暗くてちょっと危なかったけど、千歳駅まで走りました。