2023-06-26

国道308号 奈良街道・暗峠

狭い急勾配と石畳で酷道として有名な、奈良街道の暗峠。
メディアやブログでも多く取り上げられていますが、味があるのはソコだけじゃない。旅の最終日の朝、神戸空港に向かうついでに奈良市街から自転車で自走して、国道308を走ってみました。

奈良市街では普通の交通路といった感じでしたが、少し狭くなって住宅街の生活道路の様相になり、ついに中町の砂茶屋交差点から明らかに一変します。これは撮り忘れたのでGoogleストリートビューより。青看に行先案内する気がない。


そこを抜けてすぐ、この景色。これもストリートビュー。これでも国道。変な汗が出てくる。


ヤバさを感じたので撮っていく。








結構アップダウンがあり、想定外にスタミナを消費する。

暗峠以外にもこのような急勾配がある。ブレーキがロック状態だったにも関わらずタイヤがズルズル滑って冷や汗もの。この短区間では暗峠より勾配があったのではあるまいか。


そうこうしているうちに、ようやく本番。これから暗峠への登りに入ります。看板でもそれとなく警告。


住宅街をぐいぐい登る。


上に上がると一時的に道幅があります。



峠の少し手前。


これを抜ければ峠のピーク。




暗峠の石畳に到着。


反対側。


下りに入ります。この辺はまだ緩やか。

だんだん勾配が出てくる。


そして急勾配と急カーブの連続と。ハイキングの人やバイクや車も上がってくるので、自転車のブレーキはカッチリ止まれる性能のものが必要。

まあ、全線Googleストリートビューでも見られるものですので、ネットで軽くバーチャル散歩でもいかがでしょうか。

2023-06-11

サイクリング 夕張

しっかり探索してブログにアップしても、YouTuberに情報漁られるくらいで何のメリットも無いので、自分の気の向くままにぶらぶらして余暇を楽しもうかというスタイルに切り替えていってます。

今回の週末は、起きたのが朝9時過ぎで、10時過ぎのエアポートに乗れれば新夕張行きに接続できると用意をして、朝食もとらずにギリギリのタイミングで電車に間に合い、雨のパラつく新夕張駅でさてどこへ向かうかと。

久しぶりに楓地区へ。すっかり潰れちゃってますね。




登川神社の脇ですが、川じゃなくて廃道。しかし沼と化していて自転車はもちろん長靴じゃないと入っていけない。


ルベシップ林道に入るのは、ダム工事中の時以来でかなり時間がたっています。ネットを見ても10年前くらいで情報が止まってるし。YouTubeに動画があるけど、ダム付近の出だしだけ。YouTubeには大して踏み込んでないタイトル詐欺が多い。

ルベシップは令和4年に前半部分の改良工事が入って割と順調に進めたのだけど、改良区間が終わると雨上がりのせいもあってヌカった区間が目立ち、速度が落ちる。
そして峠の切り通しを過ぎて下りに入り、あとは一気に滑り降りればダム湖畔へ、と200~300mくらい下りたところで。
熊フン発見。直後ではないが、そう時間はたっていない。繊維が多く緑がかっている。これは肉にありつけずにフキばかり食べているという事。5分ぐらい止まって思案してから、もうちょっと進んでみるかとさらに200mくらい行くと。
路上に多数の散乱したフキの葉。熊の餌場って事で、完全にテリトリー内という事。下りにかかった時にガサっという音がかすかに聞こえたのは気のせいではなかったか。

通過するだけでいいなら、手持ちの弾薬を一気に放出しながら全速で抜ければいいのだけど、ダム工事での道の付け替え工事がどこまでやったのか、清水沢に抜けられるルートがあるのか情報が全くない。すると帰りも通過することになり、この区間は勾配があってずっと自転車を押して歩かねばならない。

嫌な感じもしていたが、分が悪い、とそこでUターン。
ルベシップを戻って妙に車体とウェアが泥まみれだなと思ったら、前輪のスライド式ドロヨケの先端2段が消滅。右足の裾止めバンドも消滅。そしてベルの固定ネジも消滅。

登川地区で列車接近のサイレン音がしたので、カメラを構えて撮り鉄タイム。


まだ時間があるのでどうしようかと思い、新夕張の方へ戻ってから久留喜地区への道へ。
この道は国道274が通る前は穂別への交通路で、小峠は現在もあるが大峠は道とともに消えている。


新久留喜地区でちょっと脇道に入ってみる。沈下橋かと思ったが、ガードレールが消滅しただけみたい。




車1台幅の廃道だが舗装路で電線も伸びている。徒歩で進んでみたら、廃農家で鹿がいました。

古道に戻ってさらに進んで。調べて出てきたわけではないけど、GPSの地図表示に峠川とあったので、林道分岐はこっちだなと少し進む。林道の奥地とは思えない、開拓跡の風景。


ここまででも雨上がりゆえの水たまりにウンザリしていたんですが、この先さらに、うっそうとしてきて水たまりも目立つので、もうええわと引き返し。上記の古い地形図のエリアに入ってますけど、もう藪も茂ってきて、どうせ古道の探索をキチっとやる事はできませんし。

新夕張まで戻って、そう言えば昼も食べてなかったなと道の駅で菓子を3袋買ったのだけど、夜6時半のJRまで駅にいるのはなぁと、滝の上まで走行して、そこで飲食。


あとは滝の上駅から新夕張に向かうJRに乗って折り返して帰宅。

今回も、自転車は無事には済みませんでした。

2023-06-03

岐阜 養老天命反転地

1995年に荒川修作とマドリン・ギンズが実現したテーマパーク。770円。

園内には148の回遊路と位相的に大小さまざまな日本列島が配置。園内では水平・垂直な線は極力排除され、至る所に人間の平衡感覚や遠近感を混乱させる仕掛けが施されている。

というわけなんですが、ザーザー降りの雨の中でレンズの水滴を拭きながらの撮影でパンフレットを見る余裕もなく、作品の細かい所を鑑賞したり検討する事はできませんでした。







精緻の棟。ここに限らず建築物の中に迷路が仕込まれていますが、気づかなかった。






運動路。










想像のへそ。




陥入膜の径。


白昼の混乱地帯。




左の黄色いのが地霊。中には入らなかった。






宿命の家。






極限で似るものの家。






昆虫山脈。






記念館。






雨のせいでゆっくり細かい所まで見られなかったのは残念です。
ちなみに、養老駅前の「きびようかん本家」はオススメ。甘ったるくなく、ザラっとした舌ざわりも独特。