2019-11-20

札幌 中ノ沢の採石場跡

どこに行こうかと地形図を見てとりあえず行ってみたというところ。
ごっそり採掘し終わった広大な跡地を見ても仕方がないので、その端を行く川沿いの廃道を進んでみる。

河原からホースが出ていて、少し上流の方でも表れていたので、排水されている坑口跡でもあるのかと思いましたが何も見当たらず。

川の向こうに少し登る道と右手に平場。ここの手前の集落付近には小さい長屋が密集していたような小刻み段々平場があったので、大規模な採石場になる前は鉱山として人の暮らしがあったのかもしれない。


この廃道は奥の方で採石場の各段に分岐していきますが、その先はそのまま川に沿って山奥へ廃道が伸びていました。元々は盤渓など他地区への交通路だったのかもしれません。


廃道の下ですが、ここも採掘されていたのだろうか。

川に面して置かれていた遺物。

採石場とはいえ、何か遺構がないのかと思ってましたが、ピンときて敷地の反対側の道を目指してみましたら。

これは小型のホッパーですね。




山の方から下りてきたので、まさか現役管理物件?と選鉱場には深入りしませんでした。入り口の立入禁止看板は古ぼけてました。

これは近くの牧場跡の看板。札幌市内という気がしない。

2019-11-07

ミニレポ: 大玖鉱山への入り口

資料は他の人の方が持っているのではないかと思いますが、私の手持ちのものでは、これくらい。「5万分の1地質図幅説明書No37 歌棄」の36ページ。


国道5号から上目名駅跡への道の入り口に看板がありましたが、上目名駅の北北西2kmという記載と一致します。


 「北の細道」さんのサイトで出ている旧版地形図の場所は、大玖ではなく熱郛鉱床の方ではないかと思います。上記の地質図幅説明書では、「熱郭鉱床は同じく強変質帯中に銅・亜鉛・鉛脈を産したとされるが,いずれも小規模である」とあります。

今回は、現地着が午後2時半と遅かったのと雨の中でしたので、様子見ということで。
踏切を渡ると左折して上目名駅跡ですが、そこを右折するのが大玖鉱山の方。何の資料だったか忘れましたが、上目名駅から軌道が出ていて、その跡のルートとのこと。

軌道跡という事で進みやすいのではという期待は裏切られ、自然に還りつつある藪の中へ。自転車の置いてある辺りが少し藪が薄いですね。

それでも、踏み分けの跡が残っています。また、今年に踏み倒された跡や新しいピンクテープが続いていたりして、ネットに記録はありませんが探索者はすでに入ってますね。

大きな倒木があり、ピンクテープは大きく迂回するように行ってましたが、そうすると渡渉を強いられるので、木を超えて直進しました。

そして、支流に出ました。ピンクテープや踏み分け道がどこにあるのか追跡していませんが、写真の右手5mほどが支流のラインで、この写真の正面が軌道跡のラインと思ったのですが、後で検討してみたところ、下の現在の地形図の点線道が正しいようで、もう1本向こうの上目名川まで行かなきゃいけなかった。それでピンクテープが無かったのか。
雨で少しヌカっているのと、時間的なものもあり、偵察としてはこんなものだろうと今回は終了。


上目名駅跡。何かあるかなと思いましたが、分岐の枕木が残っていたくらいで、大したものは。

支流は小川なのでそこをジャブジャブ行けばそう難なく到達できるのではないかと思いますが、情報が出てこないのには何かあるんでしょうかね。