2018-02-23

のと鉄道・能登線 蛸島~珠洲

昨年の能登半島ドライブの続きです。実のところ何も準備してなくて、昼過ぎに蛸島駅跡を見て廃線跡があったことを思い出して探索を開始したので、半分くらいしか回れていません。ですので、一通りの廃線跡情報が欲しい方は他のサイトを当たって下さい。

終着駅だった蛸島駅です。構内のレールは残されています。




レールが撤去されたとはいえ、廃線の跡は割と良く残っている方ではないかと思います。


予習していないので、手持ちのGPSに路線が描かれていたのを利用して、片手にGPSを持って路線の行方を追いつつ運転していきました。その点も効率が悪かったです。路線のラインは国道や県道とは無関係に走っているので、割ととんでもない所に駅があったりしてアプローチに苦労しました。

正院駅です。


そして珠洲駅。駅舎は撤去済みです。



まだ続きます。

2018-02-14

小樽 路地裏の雪あかり

昨年に続いて、今年もメイン会場にはほとんど行っていません。大多数の人と同じものを撮っても意味がない。人の多く集まる所には本当のものは無い、とまでは言わないけど(?)。

昨年は「ちょっとざんねんな雪あかり」探しをしましたが(笑)、今年は路地裏に注目しました。


体調不良のため休業しますと貼り紙がありましたが、静かに戸が開いてお婆さんが出てきて、近くの雪灯りに火を灯していました。ほとんど誰も来ない路地だったのだけど。

この路地に入った所に、「骨折のためお休みします」という貼り紙の店が。本日はバレンタインで俺の心も骨折中。




この春香園さんの雪灯りは、店先のツララをリサイクルした所にポイントを加算したい。

光があれば影もあり。闇に目を向ければまた違ったものが見えてきます。

2018-02-08

三笠 新三笠炭鉱跡

炭鉱の正式名称や歴史などを調べたわけではないので、その辺が知りたい方は各自で調べて頂きたい。前日の石切り場に続いて、地形図をざっと見て、この辺に何かあるだろう、とピンと来たので行ってみたという同じパターンです。

今回は赤丸のエリアですが、その右側の谷の奥に建物を示すマークもありますね。

さて、まずは車道に近くすぐ見える所から。火薬庫ではないでしょうか。


そのすぐ近くの坑口。












谷に少し入った所にあった坑口。

地形図では、この谷の奥にも遺構があることを示唆していますが、ここで撤収しました。

時期的に遺構の大半が雪に埋もれていますので、いずれ雪の無い時期に撮り直したいところです。

札幌 冬の石切り場

夏に行った所とは別の場所で、石山緑地や住宅街からはちょっと離れています。たぶんこの辺にあるだろう、と行ってみたらあった、といういつものパターン。

鉱山と違って洞穴が無いのがちょっと物足りない。

 





静かな場所でした。

2018-02-02

手稲(鉱)山の廃道を探る 3.施設跡

昨年の探索の続きとしてさらなる結果を求め、手稲山に向かいました。今回は上の方を重点的に調査したかったので、スキーバスでロープウェー山麓駅まで行き、そこから探索しながら下山していくという方針で。

今回のGPSログですが、自然歩道のルートからコースアウトしまくっています。パラダイスヒュッテから(札幌オリンピック時の)男子大回転跡まで路上にクマの足跡があり、そこから斜面を下りてましたが、この辺は毎年のように出没情報がありますんで、その辺に寝ぐらがあるのでしょう。この時期でも冬眠せずにウロウロしていたのは意外でした。雪上の足跡は大人の長靴にそっくりですが、こんな所をツボ足で動く人間はいないので、見かけたらクマだと思いましょう。


さて。尾根の分岐や支流の谷など、廃道や遺構がないかと入り込んでみたわけですが、あったとしてもかなり古い時代だろうという木の薄い区域が少しあったくらいで、目ぼしいものは全く無し。

久しぶりに、黄金沢火薬庫跡に寄りました。自然歩道から50mくらいしか離れていませんが、高い土壁に囲まれているのでパッと見には分かりません。今回は、火薬庫から割と急な斜面をぐっと上がって見ましたが、水が漏れてる小さい平場(崩落した古い坑口の可能性はある)があったくらいで、その先は普通の谷間に。

収穫皆無で終わるのかと思われましたが、自然歩道の滝ノ沢分岐点手前の所で、道が斜め右に変化するところを「いや、直進だ」と進み、注意して探ってみると遺構群が。


 これはコンクリート製の排水口ですね。

谷間の脇に、細長い形のそこそこ大きいしっかりとしたコンクリートの土台。

電線の更新時に切られたのではないかと思われる古い電柱。 雪に隠れているが下にも何かありそう。

これはレンガで、暖炉か釜のようなものではないかと。

最後に、自然歩道に復帰するには、春先に見つけていた土に埋もれかかった古いコンクリの階段跡を思い出しました。夏場は深い藪に覆われるエリアなので、あの時は古い徒歩旧道の跡なのだろうと思っていました。

で、目の前に除雪された道が見える滝ノ沢分岐点直前でありますが、ここで冷や汗。
自然歩道の丸太橋は積雪で渡れる状態ではなく、すぐ近くに作業車用の橋がありましたがご丁寧に底板を撤去して骨組みだけの姿になっており、川はそこそこ水量があると。

キツネが渡った足跡があるけど、重量的にイチかバチかだなと、足が落ちる前に次の足を進めれば良い戦法で、バタバタッと一気に渡りました。雪が融けて藪になる前に調査し直したい所ですが、タイミングが悪いと思わぬ困難となりますので気を付けましょう。

以前のズリ山の記事の時のルートですが、どうしても橋が使えない時には、大きく迂回して谷を越える手はあります。しかし、時間も手間もかかりますから、最後の手段です。

砂防ダムが氷壁になっていたので撮ってみました。