タブレットはバッテリーが交換できず、使い捨てにするしかないというのが一般論の欠点なのですが、不可能なわけではありません。仕方なくではありますが、やってみました。
バッテリーは充電容量(貯められる電力)がモノによって違うものの、電圧は3.7~3.8Vとほぼ同じで、大きさが合えば(両面テープで貼りつけるのでケースに収まりさえすればよい)問題ありません。
今回の機種は、中華タブレットのChuwi Vi8で、2年近く使ってきましたが使用中に突然電源が落ちたりする現象が頻発するようになり、バッテリーを交換しなければというわけです。
まずカバーを外します。
私はカード(何かのポイントカード)を差し込んで回していき、止まった所でテコのように持ち上げて爪を外すという感じに一周して外しましたが、実のとこ焦って画面側の方をカードを深差しして開いてしまったため、タッチパネルのフレキケーブルをスパッと切断してしまい、バッテリーが復活してもタッチパネルが使用不能でマウスを使うしかないという情けない結果に。
交換用に買ったバッテリーは、Amazonで簡単に手に入るNexus7第二世代用のSLODAというメーカーの2千円のものです。容量は3700mAhでしたんで少し減りますが、入手のしやすさとAmazonでの評価も良かったので決まりです。
下の写真で、左が元々のバッテリー、右がSLODAのNexusバッテリーです。 元々のバッテリーは両面テープで付いていたわけですが、慎重にはがしていかないと、私はマイナスドライバーをテコのように使っていたらパッケージに1mmほどの穴が開き、その瞬間に小さく発火したので(すぐ収まった)冷や汗かきました。爆発しなくてよかった。結局は手でメリメリとはがしたので、写真のバッテリーは少し曲がって歪んでます。
ここで、コネクタが違うのでそのままワンタッチで交換というわけにはいきません。
バッテリーの脇に付いている基板を外して付け直しします。外すときは私の40Wのハンダコテでは取れなかったのでニッパーでつかみ取るようにバッテリーの電極を外しました。どうせ捨てるものだし。
付ける時は、ステンレス用のハンダを使わないと付きません。また、バッテリーによって電極の位置が違うので、私は基板に電気が流れてショートしないように接触しそうな箇所にビニルテープを巻いて絶縁し(下の写真の基板の黒い部分)、リード線をハンダ付けして接続しました。
あとは両面テープで貼り付けてケーブルをつなぎ、カバーをして終了です。動作は問題ありませんが、タッチパネルのケーブルを切ってしまったのは痛かった。
バッテリーの上のフレキケーブルなどは着脱の方法(黒い爪を起こすと外れる)を知らずに力任せでやると簡単に切れて修復不能になりますんで、全般的に、全くこういう事の経験の無い人は手を出さない方が良いと思います。お約束ですが、自己責任で。