夕張の丁未の奥に、ダムがあります。
大きさはそこそこあるように見えますが、地図には途中までの点線道のみ。Googlemapでの航空写真はこのような感じ。
2019年に川沿いの点線道を少し進んだ所に送水管の跡がありました。
ただの砂防ダムではなく、取水用のダムが朽ちて放棄されているというのであれば、どんなものか見てみたい、と思っておりました。
2019年に志幌加別川沿いの廃道を進んでみた記録ですが、多少の渡渉などの面倒はあれ、半分くらいまでは行けました。時間の関係もあってそこで打ち切りましたが。
ただ、川沿いのルートは途中から道が無くなり、実質は山側のルート、それも地形図を見るとダムの手前で急峻になっているので、道が崩落せずに残っているのか怪しいし積雪に埋まって斜面化しているかもしれない。
そこで今回は、道道から最短距離で斜面降下するアプローチをとりました。
道道から少し降りた点線道との交差地点。鉄塔がこの他にさらに2つありました。しかし明確に切り開かれた廃道の痕跡はなく、地形的なものから言っても地元民の交通路ではなく、送電線の巡視路ではなかったかと思います。
斜面降下中の風景ですが、周囲に車道の跡はなく、しかし人の手は多少入った印象。スキー場の林間コースの様な感じになっており、急な斜面もありますが迂回してルートを取る自由度はあります。
そして現地到着。
想像していたよりは規模が小さい感じ。谷は狭く下に切れ込んでいるので、ここから川には降りられません。
砂防ダムよりは大きいし、しっかり水の流れもあるのだけど。もうちょっと何か欲しかった。
細かい部分が雪に埋まっていて残念ですが、余分な水が上から流れるようになってますね。
周囲を見渡しましたが、他にアプローチする道は見当たらず、撮るようなものは無いなと撤収。雪の無い時だともうちょっと良い眺めもあったかもしれませんが。
まあ、現物をしっかり確認できたので、これで良しとしましょう。