しかし、詳細は不明で、一般には朝里鉱山というと当ブログでも扱った張碓の神工園の方を指していて、ネットだけではなかなか調べようがありません。
何か有りそうなのかどうなのか、行ってみるしかないというわけです。
今回のGPSトラックです。
まず、入り口は現在も使われている展望広場への道。山スキーの跡がありますが、その方面は未探索。
これを登っていき、木の生えている正面やや左が廃道の入り口。
道自体はしっかり作られてますが、放棄されてから年月を感じます。
エゾ松沢川を渡る事はできず、土台が無いので橋は作られずに廃道になったんですね。この急斜面では川沿いには進めません。
少し戻ると、道の脇にそこそこの広場が有ります。足跡で分かる通り、道は右端です。ここが怪しいので、写真正面に少し進み、左に折れて左手の台地に滑らかに上がってから左奥へ進む形になります。
写真正面まっすぐに木が無くルートが開けているのが分かります。しかし、勾配の凸凹具合から言っても自動車道ではなく、それ以前の荷車時代のものですね。
斜面に沿って3段くらいのコブ平場があります。
これがコブの上ですが、真っ平らではないものの小屋くらいは建てられる広さ。
これは2段目くらいだったか。
最上段のコブの上。この先は木が妙に細いので、この奥にもルートが有ったかもしれませんが、エゾ松沢川の方向へ左へ転進します。
ここ、左右とも凹んでますが、この正面まっすぐだけ築堤ですね。自然の地形とは思えない。
その左手には二段の横に長い平場。
これはもう道としか言いようがない。
川の方へ下りる所ですが、扇状や谷間ではなく、ジグザグに凸凹があるので流水の地形ではなく、人工的な九十九折りではないかと。
川まで下りればいいんでしょうが、登り返す気力が無くなってきたので打ち切って引き返す感じで。来た道と違う方に道が見えたので進んでみます。
すると、来た道に合流しましたね。その後、周辺の廃道跡を少し調べてから引き上げました。
鉱山と関係あるものかどうかの確証はとれませんでしたが、少なくとも奥に人の痕跡は有ったという事で、とりあえずの成果といたします。