その道は春日山を通っていますが、東大寺大仏殿の石材を掘り出した後に刻まれた石窟仏など、歴史を感じさせる数々の石仏を目当てに行ってきました。
大仏鉄道の廃線跡巡りからそのまま、自転車で滝坂の道に向かい、舗装路が終わって山道に入った所に少しスペースがあったので自転車を置きました。
寝仏とありますが、石の裏側に彫られていると後で知る罠。
夕日観音も無いのかと思いましたが、崖斜面の上に彫られたもので帰りに発見しましたので最後に。
川の対岸の岸壁に彫られた朝日観音。実際には観音ではなく、中央は弥勒で左右が地蔵。
そこそこ登ったところにトイレや東屋があり、その近くにある首切地蔵。荒木又右エ門が試し斬りしたそうな。
そこから道は分岐して傾斜も増します。
そして到着。
実はガチガチにフェンスで囲われている上にフェンス上方も有刺鉄線の網があって接近できないようになってまして、撮るにもアングルが限られます。
次の石窟仏へと移動。
保護のためとはいえ、動物園みたいやね。
そして帰り道に、見逃した崖上の石仏を見つけました。これは三体地蔵。実はこの石仏の直上の岩に地蔵菩薩磨崖仏が彫られていたんですが、後でネットで知りまして、現地では気づけませんでした。あれは分からん。誰でも気軽に接近できる場所ではないので案内板も詳しくは置かなかったのでしょう。
写真中央奥に何か見える。
これが夕日観音でしょう。下から仰ぎ見る角度で彫られてます。
というわけで、午後3時頃からの入山でしたんで時間に追われて焦りながらでしたが、まあ何とかほぼ目的達成。いつか柳生の里の方にも行ってみたいですね。