2020-04-27

高野山森林鉄道跡 竜王渓

前回の続きで、南海の高野下駅から九度山駅までの区間の森林鉄道跡の話です。この区間内には竜王渓という景勝地があり廃線跡が遊歩道になっています。

まず高野下駅。

ここも道路に転用されています。



岩場の切り通しです。

舗装はここまで。遊歩道になります。



ここも切り通し。

南海の丹生川橋梁の下をくぐります。

竜王渓が始まります。




水流で崖が削られて甌穴ができています。






これで竜王渓は終わり。市街地に向かいます。






というわけで、南海の九度山駅で終了です。この辺には真田ゆかりの物件もあります。

2020-04-19

高野山森林鉄道跡 上古沢~下古沢

南海電鉄・高野線の資材運搬にも使われた高野山森林軌道の軌道跡の道を歩いてみようという話。知らない土地でもあるので、まずは舗装され通りやすい区間を軽くハイキング。この区間は南海電鉄の「ぶらりあるき」イベントにも使われ、ガイドのpdfファイルも入手できます。

上古沢駅からスタート。写真左の道を降りていきます。

ガイドマップにはこの道もトロッコ道のマークになってますが、勾配もあって少々怪しく、少し先の車道に入ってからではないかと思います。

この辺からでしょうが、上古沢から奥地へのルートなど詳細は調べていません。


隧道です。

素掘りでコンクリート吹付といったところでしょうか。




岩を削って通した切り通しですね。

ここで少しコースアウトし、南海電鉄の中古沢橋梁へ。珍しいトレッスル橋です。




戻ってきて、これが森林軌道跡の橋です。


付近の集落風景。



さすがに軌道跡の線形ではありませんね。ここでターンして下の一般道へ降り、進んでからまた上がる形です。山崩れで地形ごと流されたか、桟橋で谷を渡していたか、見た目には全く軌道跡を感じられなかったので撮りませんでした。

そしてここで復帰。背後に犬小屋があって吠えられながら。




何か施設があったのかコンクリートの塊と碍子。

2つめの隧道。


右へ分かれるのは下古沢駅への道です。


集落に入りました。この先は高野下駅まで民家の敷地や畑、国道などで軌道跡が失われています。