2018-12-14

札幌 小別沢鉱山

これはもう”終わった”話では? と思う方もいるでしょうが、鉱山道周辺をきちんと調べたものが見当たらなかったので、どうせ行くならやっておいても良いかというわけです。

時系列順に写真にアルファベットが付いています。GPSログをそのまま出せばマップになるかと思ってましたが、思いのほか誤差が出てグチャグチャになりましたので、こんな感じかと手書きで。実際とズレはあるかと思いますが、全体像が分かればいいでしょう。それぞれの写真にコメントを付けましたので、それを解説とさせていただきます。


大沢ドッグトレーニング向かいから鉱山道林道が始まります。

右に廃道分岐があるので、そちらに進んでみます。

倒木が多く、少しアップダウンがあるので、道の改良ということでしょう。ほどなく元の道に合流。

道なりには左ですが、右後方に廃道分岐。入ってみます。

倒木と笹で進みにくい。

上にあった道に出ました。左を行けば鉱山道に戻るでしょうから、右に進みます。


ここで急に勾配がキツくなり、車は進めるかどうか。道幅はそのままで左にぐっとカーブ。

ここでまた、上にあった道に出る交差点。右側で切り返して登りますが、右の奥には道の線形はなく木もあって行き止まりです。

その切り返し地点を視点を変えて。


唐突に、土盛りにぶつかって終了。しかしこれは、木が生えていますが砂利なんですよね。どこからきた砂利なのか。


車道ではないものの、そのまま土盛りを超えて進みます。やはり行き止まりかと戻りかけましたが、上に1段、平場があるのを発見。さらに登ります。

道に出て、しかもここが終点。道の足元も道脇の土手も砕石なんですよ。何が行われていたのか。


道の感じはしませんでしたが、念のために尾根を進み、斜面にぶつかる。これはさすがに何もなかった。

そしてその道を下りにかかりますが、土手が砕石なのは上の方だけで、道を降りるに従い、普通の土に変わります。


鉱山道に出ました。

鉱山道の車道幅は上の方で終わり、徒歩道になった所で眼下に廃墟が。

一般にブログ等では鉱山の遺構と紹介されていますが、個人的にはそれとは関係ない祠だと思っています。人が活動したり滞在するほどの大きさではないし、他の地点に何も残存遺構がないので、基本的に木造の簡易のものしかなかったのではないかと。

そして少し降りてから鉱山道と並行する感じの廃道分岐に入っていきます。

道の終点は斜面に当たりましたが、その裾から水が湧いています。崩落した坑口跡ではと。

そしてその廃道の分岐点には他に徒歩道もあり、その突き当りにも崩落坑口と思われる窪みが。

山を下りていきますが、左側にまだ行ってない廃道分岐があるので進みます。

途中でさらに分岐。左はぐっと登りながら左にカーブ。右に進むと最初に入った廃道となります。これで廃道の全体像が分かりました。

大して目玉がなかったのは残念ですが、エリアとしてはそこそこありましたね。上部の砕石地帯がナゾです。自然にあんな地層が、しかも山の上部にできるものなのか。採取したにしても、そこまで価値のあるものだったのか。一帯は伐採植林の跡がなかったので、林道作業道ではないと思います。

2018-11-21

岩手 湯田貯砂ダムと土畑鉱山+α

増田の伝統的建造物を見た後は湯田に向かう事にしていたんですが、まともに横手を経由しようとすると朝のラッシュに引っかかる事が目に見えていたので、山越えの県道経由で行く事にしました。

だんだんと人家も少なくなっていき、峠の前の最終集落の後は急に道幅が狭くなり。こんな事だろうと思ったよと記念撮影。峠で1台とすれ違いました。

そして、湯田貯砂ダムですが、ここは水量の関係で夏場だけの公開。ライトアップされる時期もあります。国道から入る道は分かりにくいので、ほっとゆだ駅前からダム湖の方を回っていく方が良いかも。







ほっとゆだ駅から湯川温泉に向かう県道215の脇に土畑鉱山があります。現在は採掘はせずに 坑内排水から沈殿銅を採取する程度だそうです。中には入れませんが県道から構内が見渡せるので双眼鏡なんかがあると遺構がざっと見られると思います。

 こういう時は望遠レンズがあればとも思う。


その後は少し移動して、ゆだ錦秋湖駅の方に行き、下図の孫作地蔵尊の辺りに車を置いて、錦秋湖への降下ポイントを探りました。

ここでの目的は、旧国鉄横黒線のロックシェード(落石覆い)。水没トンネルの風景を撮りたいと。岩手日報の記事にもなった有名な物件ではあったので踏み分け道くらいはあるだろうと軽く考えていましたが、全く無い。
1カ所だけ踏み分けて藪の少ないエリアがあったので入ってみましたら、そこから路線跡までストンと急斜面で落ちていて、距離は150mはあるかと。坑口が見えるのに簡単には行けない。回り込んで往復すると半日以上はかかるなと、あきらめました。夕方までに宮古に車を戻さないといけないので。

帰り際に、図にある鷲之巣金山の方に行ってみましたが、林道は荒れていて車を入れられないし、蜂など虫が多くて、探索できる状況ではありませんでした。時期が悪かった。

旅の最後に、夏油温泉に寄ってみました。手前5kmくらいから狭路ですが、タンクローリーなど割と車が来ます。 対向車の女性が、すぐ後ろに待避所があるのに下がろうとしないので、「そんなに俺のバックが見たいかっ!!」と目をクワッと見開いて見つめながら(嫌すぎ)ウネウネ後退。




この大湯は45度くらいあって他の浴客は手を入れてみるだけって感じでしたが、私は平然を装って肩まで浸かって「大丈夫ですか?」と声をかけられたり。悠々と上がったように見えて実のところ、下半身がシビレを通り越して動かなくなってきてて、上がれなくなる寸前。人体の限界を知った。

2018-11-18

秋田 増田町・伝統的建造物保存区 後編

続きです。
昼間ですと店が開いていて賑やかで良かったかもしれません。


増田町朝市通り。寛永二十年開始で、毎月の2・5・9の付く日だそうです。











ざっとこんな感じです。まんが美術館はリニューアル閉館中だったので朝の散歩だけにしました。200円くらいの見学料を取る建物が多いですが、そんなに広いエリアではないので、ゆっくり見て回って半日が潰せるかなという感じです。散歩だけなら小一時間。