スノーシューで冬場の探索に行ってきました。下の地図は以前の探索記事のものを流用してます。弥生の本鉱はもっと川の上流ですが、スノーシューで行ける限界に当たったことと、主目的は途中の遺構周辺の調査にあったので、今回も本鉱には行けていません。
スノーシューで行く際にネックとなるのが、川の渡渉をどうするかという問題ですが、鉱山軌道跡のラインは雪で谷が深くなりすぎて昇降不可能。しかし、川の分岐点に向かって逆方向に滑らかに降りる廃道があるんですね。
下の写真はまさに上と右に川が分岐する最先端で、スノーブリッジをまたいで渡れました。幅1mほど普通に下を水が流れて倒木などの下支えもなかったので、崩落して水に浸かるのではと、度胸のエネルギー充填に3分くらい立ちすくんでました。
渡ってしまえばあとは一気です。斜面を上がって(崩落寸断されてる)軌道跡ではなくそのさらに上の廃道まで上がり、平場の林を抜けて遺構に着きました。積雪がすごい。
そしてとりあえず本鉱を目指すかと進みましたが、またもや川を渡らないと先に進めない。スノーブリッジでまたも3分ほど度胸充填。
そのすぐ先で行き詰ったので川の渡渉は意味がなかった。下の写真ですが、鉱山軌道跡の道なんて崩落して残っておらず、雪で谷は深く、スノーブリッジのギャンブルもこれ以上繰り返せばいつかは落ちる。
もっとも、今思えば、川のラインをたどらなくても斜面をもっと上がって上から本鉱に迫るという手がありました。
というわけで少し戻り、遺構の奥側にある廃道で斜面を上がります。すると、広い台地が。写真左が本鉱への川で、正面の谷間がそこに注ぐ支流。斜め右に進みます。
まだある。遺構がないのが残念ですが、時代的に炭鉱夫も囚人や朝鮮人が主で、レンガやコンクリートを使う建物を当てられることは無かったのでしょう。あるいはもっと古く、アイヌの集落があったのかもしれません。
川とは正反対の方向ですが、まだまだ奥があります。サイドエフェクトに「遺構はないのか?」と問うても返ってこなかったので、これ以上進んでも何も無いと判断して引き返す方向で。ただ、遺構手前の平場から上に上がる廃道があったので、そこを通って降りるようにしたいからナビゲートよろしくと。GPSで記録は取りましたが最初からずっと見ないで進んでます。
割としっかりとした道の跡。
平場に出たところ。左を行くと遺構へ、右を行くと遺構の上の斜面を斜めに横切って上がって台地へと行くわけです。
帰りは廃道の調査です。軌道跡の上を並行してるわけですが、軌道とは違うルートで弥生町まで行くものは無いのかと。結論ですが、砂防ダム付近の川に面した斜面でぶっつり切れて落ちていて、どちらにしても軌道跡のラインまで降りるようになっていたようだと。
そして戻ってきて、道の入り口付近に工場がありますが、 写真左手に遺構が見えます。
その周辺には坑口だと思いますが、雪で隠れてます。
落ちたら上がれない穴もあり、気を付けないと。
こんな感じで今回は、遺構を求めるというより、初回の探索で藪に阻まれて行けなかった周辺の謎を解きたいという目的で行きました。本鉱に興味のある方は「エアぶろ」さんの記事をどうぞ。
2016-02-24
2016-02-07
小樽 雪あかりの路 2016 後編
初日から観光客は多かったですね。市内あちこちに小さい会場がありますが、場所ごとに開催日が限られているので、なかなか行けなかったりします。多数の方が撮っているので、私は頑張らなくてもいいんじゃない?というスタンスで。
昨年は気分が乗らなくてほとんど撮りませんでしたが、毎回似たような感じなのは仕方ないですね。
昨年は気分が乗らなくてほとんど撮りませんでしたが、毎回似たような感じなのは仕方ないですね。
2016-02-06
小樽 雪あかりの路 2016 前編
当初は行くつもりはなかったものの、山歩きがボツになって撮るものもないので、ふらっと行ってきました。三脚は持っていきましたが、序盤で邪魔くさく感じて使わずに ISO 1600 絞り 3.5 固定でシャッタースピードだけ変えながら手持ちでサクサク撮りました。だって寒いんだもんよ。